みんなのSDGs目標1「貧困をなくそう」
どうもコージコーダイ(@kodai_chi_koji)です。
この記事はSDGsの各目標について個人が理解を深め、
行動につなげることができるように書いているシリーズです。
SDGsって何?って人はコチラの記事を参照ください。
>>>【子どもにも分かる】SDGs(MDGs)と国連について簡潔にストーリーで解説するよ。
さて、ここでは目標1「貧困をなくそう」について取り上げます。
- ターゲット(下位目標)を全て挙げ
- さらに目標について簡単に説明をし
- 身近な取り組みを紹介しつつ
- 具体的に個人が何をできるのか(実際に私がしていること)
を知ってもらうことで
SDGsは誰かのための目標ではなく
あなたのための目標だと気づいてもらうことが目的です。
また、実際にSDGs達成に向けた活動や発信をしている人たちを紹介します。
目次
目標1「貧困をなくそう」
目標1「貧困をなくそう」には次のようなターゲットが設定されています。
ここでは、丁寧に読み深めるというより
何を目指しているのかを把握するために目を通す程度で大丈夫です。
※あまり細かく見すぎると、逆に自分に関係ないのではないか?と思ってしまう可能性があるからです。
目標1「貧困をなくそう」のターゲット
1.1
2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。1.2
2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、すべての年齢の男性、女性、子どもの割合を半減させる。1.3
各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施し、2030年までに貧困層及び脆弱層に対し十分な保護を達成する。1.4
2030年までに、貧困層及び脆弱層をはじめ、すべての男性及び女性が、基礎的サービスへのアクセス、土地及びその他の形態の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適切な新技術、マイクロファイナンスを含む金融サービスに加え、経済的資源についても平等な権利を持つことができるように確保する。1.5
2030年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靱性(レジリエンス)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害に暴露や脆弱性を軽減する。1.a
あらゆる次元での貧困を終わらせるための計画や政策を実施するべく、後発開発途上国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を講じるため、開発協力の強化などを通じて、さまざまな供給源からの相当量の資源の動員を確保する。1.b
貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援するため、国、地域及び国際レベルで、貧困層やジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策的枠組みを構築する。
目標1「貧困をなくそう」とは何か?(コージ解説)
さて、この目標は何を目指しているのでしょう?
ここでは、コージの目線で解説します。
一般的によく知られている各目標は簡略化されたものなんです。
例えば、
今回の目標1「貧困をなくそう」の全文は以下の通りです。
Goal 1.
End poverty in all its forms everywhere目標1
あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
すごいでしょ?
感動しました?!
感動してないって人はですね、ぜひこれまでの歴史を知ってほしい。
2000年から2015年までSDGsの前に国連が提唱していたMDGsというのがありました。
そこでは、「極度の貧困と飢餓の撲滅」ってゆうてたんです。
いいですか?
もっかいSDGsの目標1番と見比べてください。
MDGs→極度の貧困と飢餓の撲滅
SDGs→あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
そうです、限定的な解決を目指していたMDGsに比べて、
SDGsでは全ての解決としているんです。
つまりですよ、
例えば日本国内での相対的貧困なんかももちろん入り込んでくるわけです。
グッと身近に感じられませんか?
人ごとじゃないですよね?
目標1「貧困をなくそう」のために、今すぐできる行動があります
目標を達成できるかできないか、それはあなたが行動するかしないかにかかっています。
あなたができそうな取り組みを考えるために、まずは目標1「貧困をなくそう」につながる具体的な取り組みを知りイメージを掴みましょう。
身近な取り組み例と、私自身が実践していることを紹介します。
身近にある取り組み/目標に関わる活動をしている人や組織
最も直接的で誰もが知っている取り組みは「生活保護制度」ではないでしょうか。
日本国内で、生活保護受給者の数を知っていますか?
被保護実人員は2,094,450人となり、対前年同月と比べると、31,353人減少。被保護世帯は1,636,239世帯となり、対前年同月と比べると、6,034世帯減少。(出典:厚生労働省被保護者調査、平成30年9月調べ)
200万人ものの人が生活保護!けしからん!
ってあなたは思いますか?
確かに、不正受給の話はネタになりやすく、テレビや雑誌、ウェブ、メディアの種類を問わず面白おかしく書きたてられてきました。
しかし、生活保護制度は何のためにあるのでしょう?
最低限の生活費の保証、つまり生きる権利につながります。
もう一度数字を見てみましょう、200万人以上です。
世帯で見ても160万以上の人が生活保護で生きています。
また、生活保護の申請が通らず、生活保護の受給費以下の賃金で生活をしている人もいます。
さて、どうでしょう。
生活保護制度って素晴らしいものだと思いませんか?
自分の税金が誰かに使われる!けしからん?
本当ですか?
自分の税金で誰かが救われるんですよ。
税金の本来の使い方じゃないでしょうか?
そして、あなたが困った時に、迷わず受給すればいいと思います。
そのための制度なんですから。
制度についてはたくさん改善すべき点もあるでしょう。
不正受給者や、支給額の多寡など、現在抱えている改善すべき課題と、制度そのものの必要性を一緒に語ることはどこかでずれているのではないかと私は思っています。
必要な人が、「必要です」と声を上げやすい社会。
そして、「必要です」と勇気を出して声を上げた人を救い上げやすい社会。
貧困をゼロにするためには、私たちの価値観をアップデートする必要があるのかもしれません。
私(コージ)が実際に取り組んでいること
ここでは、実際にコージがやっていることや、個人レベルでできるであろう行動のヒントを書いています。
ぜひ、参考にしながらあなた自身の行動につなげてください。
- お金が理由で(飲み会とかに)参加できない人がいた時は気前よく奢る
- 目標1「貧困をなくそう」につながりそうな情報をキャッチしたら積極的に拡散する
- 生産者への配慮が欠けていると想像できる商品は購入しない
今後も、新しい自分の取り組みを増やすたびにこちらに追記していくつもりです。
動画にもしてみました
文章では伝えきれないことを動画にしてみました。
是非一度ご視聴ください。
(最初の一分は遊んでますがそのあとは真面目です)
目標1「貧困をなくそう」の達成にコミットするTwitter民たちの宣言
Twitterで企画した
- 自分がコミットするSDGs目標を選ぶ
- 達成のために自分が実際に変えてみる習慣を宣言
に参加してくれたアカウントと宣言を紹介します。
[#みんなのSDGs 宣言]
目標1「貧困をなくそう」を達成する為に
☑︎物はあっても貧困な日本のために良書発信
を習慣にします!
( -`ω-)どや!— ネコショウグン (@nekosyougun410) 2018年12月26日
最後に
SDGsを絵に描いた餅にするかどうか、それはこれを読んでいるあなたの行動にかかっています。
これまでにSDGsを意識して生活を変化させていく中で私が気づいたこと。
それは、
- フツーに生きている。
- 考えずに与えられた生活をしている。
このことが、世界をダメな方向に動かしている、課題を量産しているという不都合な真実です。
無理に、「特別にいいこと」をしようとしないでください。
続きません。そして、そんなに効果がありません。
それよりも、フツーにしてるけど「よくないこと」を減らしていきませんか?
特別な努力が必要じゃない、
当たり前に暮らしていることが世の中を良くしていく。
そんな社会を作るのは、国や組織の力ではなく
実は私たち一人一人の力だと信じています。
全ての目標について書いていますので、
ぜひ読んでみてくださいね
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