【子どもにも分かる】SDGs(MDGs)と国連について簡潔にストーリーで解説するよ。

 
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上の名前がコージ、下の名前がコーダイです。 兵庫県生まれ、福岡市在住。2児の父。 人の意識を変え、国際協力の必要のない持続可能な社会にすることが目標です。
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私は「子どもに理解できないことは普及できない」と思っていますので、ここではSDGsを子どもにでも伝えられるように簡単なたとえ話で説明します。難しい説明が欲しい人は国連広報センターや外務省のSDGsを解説しているサイトあたりがオススメです。

いろんなことを簡略化して分かりやすくしています。学校、あるいは日常生活で誰かにSDGsを説明するときにご参考ください

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SDGsって

 

Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称です。

2016年から2030年の15年間で達成するべき目標で、国連で世界の国々が話し合って決めました。

17の目標でできており、そのそれぞれの目標がさらに約10個の小さな目標に細分化されています。

この目標は実は全くの新しいものということではなくて、実は2000年から2015年に達成しようとしていたMDGs(ミレニアム開発目標)というものもありました

ここまでが基本情報。では、以降はストーリーでどうぞ。

すでにやっぱり活字はきついっていう人のために漫画版も用意しています。
>>>【マンガ版】たった23コマで分かるSDGsと国連【簡単に理解】

さらにマンガを動画にしたものもあるので、通勤中などに音声で学びたい方はこちらをどうぞ。

一つの教室をイメージしてみよう

ここは、教室です。これまでに、いろんなことがありました。

AくんとBくんは喧嘩ばかりしているし、とばっちりでCくんの持っていた文房具なんてボロボロ。Dくんはお金持ちだからクラスの中ですごく力を持っていて、喧嘩が起きたりすると実はDくんのせいだったりするんだけどみんな怖くてそんなこと言い出せないんです。Eくんはすごく真面目なんだけど要領が悪いからFくんからイジメられてお金を取られたりもしているみたい。

他にもこのクラスには沢山の仲間がいて、仲良くしたり喧嘩したり、協力してびっくりするぐらい素晴らしいモノを作ったかと思えばそれを愚かな理由で壊したりしてきました。

そんな喧嘩しながらもなんとかやっていた教室で、ある日とんでもない大喧嘩(大乱闘)が起きます。それが「第二次世界大戦」です。

そして、大喧嘩の後、ボロボロになったクラスを見てみんなは考えたんです。

「同じような過ちを繰り返さんように話し合いの場を作ろうよ!」ってね。

それで作られたのが「学級会」みたいな「国際連合(国連)」です。

余談やけど、大喧嘩のお陰で、ネチネチと金をとってたいじめっ子の数が教室から一気に減って、弱かった子も比較的胸を張って生きれるようになりました。これが「植民地時代の終焉」

しかし、それからもとんでもない凶器(「核」)を振り回しながら睨み合ってるガキ大将の心理戦(「冷戦」)なんかもあって、一時期はこの教室も壊れるかな?ってクラスのみんなが覚悟したんやけど、幸い直接は殴り合ったりせんかったから今も教室は残っています。

ただ、この二人は殴り合わなかったものの、それぞれの子分の間では喧嘩があって、実際に殴り合ったやつもおるから、同じ班やったはずやのに二つに分かれてしまったとことかもあるみたい。なんと、いまだに分かれてる班もあるねんて。最近何かと話題の「北朝鮮と韓国」なんかもこれです。

そして、2000年。
ふと気づいたら、教室の中のほとんどの生徒がズタボロで貧乏になっていることに気づいたんですよ。

原因は色々あるんですけれど、とにかく「これはさすがにひどいね」「解決しようよ」って言って学級会を開きました。

そして、みんなで「貧乏なクラスメイトの問題を解決するため」に決めたルールがMDGsです。MDGsは8個の目標でできていました。

目標1:極度の貧困と飢餓の撲滅
目標2:初等教育の完全普及の達成
目標3:ジェンダー平等推進と女性の地位向上
目標4:乳幼児死亡率の削減
目標5:妊産婦の健康の改善
目標6:HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延の防止
目標7:環境の持続可能性確保
目標8:開発のためのグローバルなパートナーシップの推進

 

目標のゴールは15年後の2015年にしました。

そして、2015年。

教室はどうでしょう?もちろん、少しはよくなりましたが、2000年のMDGsを設定した時以上にどうやら私たちがこの先この教室で生活をしていくために乗り越えなければいけない課題が山積みであることに気づいたのです。

そして、クラスみんなで知恵を出し合って決めたのがSDGs(持続可能な開発目標)です。

SDGsは17の目標でできています。

目標1 貧困をなくそう
目標2 飢餓をゼロに
目標3 すべての人に健康と福祉を
目標4 質の高い教育をみんなに
目標5 ジェンダー平等を実現しよう
目標6 安全な水とトイレを世界中に
目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
目標8 働きがいも経済成長も
目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
目標10 人や国の不平等をなくそう
目標11 住み続けられるまちづくりを
目標12 つくる責任つかう責任
目標13 気候変動に具体的な対策を
目標14 海の豊かさを守ろう
目標15 陸の豊かさも守ろう
目標16 平和と公正をすべての人に
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

ここで引用したものは下のロゴと同じく「目標の概要」です、各目標の詳細は今後別の記事で解説していきます。

どうでしょうか?MDGsとの違い、分かりますか?

MDGsとの決定的な違い、SDGsのポイントは対象が広がったというところです。

MDGsは若干ラフな言い方をすると「クラスに困ってるやつがいるから、仕方ないからみんなで課題を解決してやろうか」という目標だったんですよね。そんな目標に、困ってない人が本気になれますかね?

私なら、なれません。

しかし、SDGsになってそこが大きく変わりました。

この教室で生活を続けるために解決しなければいけないのはどうやら「誰かの問題じゃないぞ」「自分たちの問題だぞ」という風に学級会の中で整理したんです。

これは非常に大きな違いです。

結果どうなったか。最近、非常にクラス全体が面白い動きをし始めています。

例えば、MDGsの時にはそんな目標に見向きもしなかったような、金持ちのZくんが動き出したんです。

2030年にSDGsを振り返る時に、世界はどうなっているでしょう?

今の子どもたちはその時には大人になっていますね。

さて、あなたはどんな社会を生きたいですか?

 

Twitterでも日常的生活の中で気づいたSDGsにつながる活動や、SDGs普及/推進のための心構え、その他社会課題についての簡単な考察など速報的につぶやいています。

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具体的な行動をするためのヒントを書きました。
>>>SDGs達成のために自分ができること!アクションプランを具体的に立てよう。

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