【禁句】「お金がない/時間がない」はアピールしない方がいい【NGO・NPO・学生団体】
大手のNGO、NPO、各種団体の人には無関係の話かもしれませんが、小さな団体にありがちな話です。あるいは個人にも言えるかもですね。
「お金がないの!」
「時間がないの!」
やたら滅多に周りに言ってませんか?
はっきり言います。そのアピールやめといた方がいいです。
どのように伝わっているかを知ろう
大多数のリアクションが、
「ふーーーーん」っていうやつです。
「その話、終わったら教えてね」っていうのが素直な気持ちです。
なぜかというと発言になんの生産性もないし、うっすら何を目的で言っているのかが透けて見えるから嫌な気持ちにすらなります。
「お金がない」と「時間がない」がセットで使われると相乗効果で余計に辛い。
多くの場合、セットで使うときには「こんなに頑張ってる(時間がない)のに、評価されない(金がない)の」っていうメッセージを伝えたいんだろうなーっていうのが背景に見え隠れしているのですが、そもそも残念ながらその認識がずれていると思うのです。厳しいようですが、そんな認識でいるから時間も金もないんです。
時間や金がないんじゃない、自分の課題を見つめよう
時間や金にぼやいている団体や人に共通しているなと思うのは、「仕事をしていない」ということです。
仕事をしていないというと反発があるかもなので、「必要な仕事をしてない」「無駄な仕事ばかりしている」と言い換えておきますね。
無駄な仕事ばかりしているから時間がなくなるし、時間をかけた結果、評価もされずに金にもならないという場合がほとんどです。
もしも、あなたが自分の口癖に気づいたなら、仕事のやり方や内容を見直した方がいいです。
あなたの仕事や立場が身の丈に合っていないのかもよ
なんでそんなことになるんでしょうね。
もしかすると、一度仕事をマクロな視点で見直した方がいいかもです。例えばですけれど大きなことをしすぎていませんか?
小さな団体で「お金がない」とぼやくのはこのケースが非常に多いです。
団体の規模にあった活動に変えてみましょう。無理に、背伸びをする必要はありません。
小さなことからこつこつと(西川きよし)
きよし師匠もいうてますよ。
下積み期間やと思って地盤固めも必要です。
逆に、長いことやっている団体やのにいつまでも金がないっていうてる団体は、いつまでも足踏みをして成長をしてないから金にならないのかもしれませんね。長年やっているなら、地域や、その分野でそれなりにポジションはあるかもしれませんが、残念ながら周囲や関係者は冷ややかに見ていますよ。
総会などの機会に、しっかりと一年間に自分たちがやった実績などを見直したほうがいいです。何年経っても同じこと、同じ規模のことしかしてないなら、そりゃ「お金がない」ってなりますよ。
兎にも角にも、「自分たちがすべきこと」をやっている団体はどこも、お金にも時間にも困っていません。
だから、「お金がない」「時間がない」というのは「仕事をしていません」「仕事ができません」と対外的に発信しているのと同じです。
今すぐやめた方がいい。本当に。
国際協力の現場で「予算がない」、「支援や理解が得られない」話も似たような事が言えるんちゃうかな。
課題に対して適切な分析と対応ができるようになりたいですね。(自戒の意味も込めて)