青年海外協力隊は倍率で職種や要請を選んでも合格率は上がらない

 
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上の名前がコージ、下の名前がコーダイです。 兵庫県生まれ、福岡市在住。2児の父。 人の意識を変え、国際協力の必要のない持続可能な社会にすることが目標です。
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青年海外協力隊を受けるにあたって必ず話題になるのが倍率の問題。

今回は、どのように倍率について考えて要請を選べばいいのかについてです。

目次

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倍率は下がっている

実はここ数年、応募者数が減っています。原因は国内における災害が多発していることや、経済の低迷、国際情勢の悪化など様々な理由が考えられますが、そのどれが正解というより、おそらくどれもが少なからず影響を与えているでしょう。

だから、定員を割っている職種などもちらほら。

その一方、今でも倍率が10倍以上の職種もあります。

定員割れ=合格??

そう聞くと、定員を割っているならもう合格でしょ?!って思うのが自然な感情ですよね。

しかし、結論からいうと定員が割れていることと合格率はほとんど関係がありません。

JICAは定員に満たなかったとしても、基準に達していない場合は普通に落とします。

例えば要請数が3あったとして、受験者が2の時に、平気で合格者が0だったりします。何なら、状況によっては受験者が5ぐらいあっても、合格者が0の時だってあります。

とにかく、合否を決定するのは倍率じゃないです、あなたが基準に達しているかどうかだけです。

高倍率=高難易度?

じゃあ、その逆はどうなのか。定員に対して応募が殺到している時、10倍とかの職種はさすがに難易度がアップしてるんでしょ?ねえ、そうでしょ?

答えは、一応イエスです。でも、「一応」ね。

競合した場合に、例えばこの人は合格出してもいいのになぁ…でも、こっちの子の方がちょっといいや。あと1枠だし…こっちだ!ってのはもちろんありますので、倍率が高い方が難易度は上がると言えます。

しかし、そう単純な話ではないのです。というのも、要請というのは常に増え続けています。選考中も増えています。だから、実は応募時点よりも要請数は増えている可能性があるのです。

つまり、要請数が50あったとして、応募者数が200あって、合格者が70みたいなのもありうるということです。ちょっと期待値がアップしたでしょ?

また、「合格」と「不合格」の間に、絶対に派遣という保証はないけれど要請が出てきた場合に派遣しますという「登録」というのもありますので諦めずに挑戦してみてくださいね。

追加要請に対しての選考をしてもらうために

二次試験まで行くと面接の時に必ず聞かれます。

「希望している国以外になるかもだけど大丈夫かな?」

これについては、よほどののっぴきならない理由がない限り、「大丈夫です」と答えておきましょう。

JICAはあなたをその国に送るための選考をしている訳ではありません。

あなたがどんな仕事ができて、その能力を一番発揮できるのはどの要請かを考えて選んでいます。

そして、「この要請が向いてそうだね」となった時にどの国になるかというだけの話です。

ぜひ参考にして、あなたにぴったりな要請を見つけてくださいね。

 

その他、青年海外協力隊に関する情報はコチラにまとめています。

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