青年海外協力隊で病気や怪我、トラブルの時はどうなるの【サポート体制】

 
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上の名前がコージ、下の名前がコーダイです。 兵庫県生まれ、福岡市在住。2児の父。 人の意識を変え、国際協力の必要のない持続可能な社会にすることが目標です。
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「病気したらどうなるの?」「怪我したらどうなるの?」

これもよくある質問です。

つまり、現地でのサポート面についてですが、日本で調べても意外と情報がないので、不安になりますよね。その不安、ここで解消しましょう。

目次

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現地にはJICA事務所があります。

隊員経験者には今更何の話っていうぐらい当たり前のことなんですが、まだ派遣される前には私も知らなかった情報です。

そこに、調整員という人がいて、派遣中隊員の相談にのったり、トラブルの解決を手伝ってくれたりします。

また、国によっては健康管理員という人もいます。こちらは看護師の資格を持っている駐在スタッフのことで、医療関係の相談などに対応してくれます。

つまり、完全に一人で放置されるというわけではありません。バックアップ体制はしっかりとられていますので安心してくださいね。

とはいえ、原則配属先には一人で派遣されます。上述のスタッフには電話などでの相談になりますので、常にスタッフが寄り添いながら二人三脚で活動をするようなイメージでいると全く違いますのでご注意ください。もちろん、状況次第ではスタッフが飛んできてくれます。

医療費は無料?!

ズバリ、現地でかかる医療費は無料です。もちろん処方される薬も無料。

薬は以前は日本を出るときに支給されていましたが、経費の削減のために、自分で用意をしなければいけなくなりました。訓練中にオススメの薬などを紹介されますのでそれを参考にしてください。別の記事でも書きましたが、私はビオフェルミンを推します。特に男性諸君は、お腹が弱いので必ず日本から持って行きましょうね。

ただ、医療事情が良いかというと国によって違います。いずれにせよ、日本のレベルを期待していたら残念なことになるので、そこはお察しください。

もし、現地の医療レベルで対応できないような深刻な医療的なトラブルの時はどうなるか。

極端な話ですが、プライベートジェットも飛ばせるような保険に入っています。もしもの時は、近くの先進国の医療機関か、状況によっては日本まで緊急輸送ができます。

本当に、こんな手厚いボランティア制度はないですよ。

しかし、基本的には自己防衛

何だ、安心か!と思った人はしっかりと兜の緒を引き締めてくださいね。

安全面でも、健康面でも途上国では「自己防衛」が基本です。

日本ではほとんど意識しなかった「予防医学」の大切さを実感することになります。

できれば病気や怪我をしないというのが基本です。

また、トラブルに巻き込まれないように現地の治安情報などにもアンテナを張っておく必要があります。

一番大切なのは現地での人間関係

事務所もあるし、専門のスタッフもいて、サポート体制もある。しかし、やっぱり未然に防ぐのが大切なのは上に書いた通りです。

何よりもトラブルがあるとそのあとの活動のモチベーションがガクッと下がります。

じゃあ、どうやったら未然に防げるのかというと、現地での人間関係にカギがあります。

現地の病気や、危険な生物や植物、あるいは危ない道や地域などなど。正直なところ、現地事務所や専門スタッフよりも職場の同僚などの方が詳しいです。

だから、現地の人との関係を日頃から意識して密にしておくことが最大の予防策になります。

まとめ

  • あらゆるトラブルに対しての制度面のバックアップはしっかり整っている。
  • しかし、一番大切なのは本人の日頃の備え。
  • カギは現地での人間関係にある。

 

その他、青年海外協力隊に関する情報はコチラにまとめています。

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