イベントは企画が全てですが、ゼロから考えるのはアホです。
どうもコージコーダイ(@kodai_chi_koji)です。
研修は、企画より状況把握を徹底しようという内容の記事を以前書きました。
研修担当者に必要なのは企画力ではなく状況把握力です。
しかし、企画が大事になることもあります。
今日はそんなケースについて書きます。
目次
講師が呼ばれるのは「研修」だけじゃない。
講師が必要になるのは研修の時だけではありません。
例えば、イベントの一つの企画として呼ばれることもあります。
(場合によっては、講演会がメインで、それ自体がイベントのようなものも少なくありません)
私は講師を呼ぶイベント企画者の立場としても、イベントに呼ばれるゲスト講師という立場も経験があります。
イベントは研修とはまた違った面白さと難しさがあり、頭を抱えている人も少なくないのではないでしょうか?
最近ではイベントの相談を受ける立場になってきましたので、実際にどんな風なアドバイスをしているかここではご紹介したいと思います。
イベントの企画はゼロから立ててはいけない。
イベントを企画するコツを教えてください!
こんな相談をうける度に必ず私が返している言葉があります。
自分がこれまでに面白いとおもったイベントはありますか?
あるいは、わざわざ足を伸ばしてまで参加したイベントってありましたか?
合わせて、こんなことも聞きます。
企画の前段階として、自分がやろうと思っていることに近いイベントなどは何か思いつきますか?
こんな風なイベントにしたいって思うものはありますか?
それはどこらへんがいいんですか?
もう、察しのいい読者さんは気づかれたと思います。
そうです、イベントの企画はゼロから立てるものじゃないです。
これまでに、いいと自分が思ったイベントがあったなら、まずはそれを徹底的にパクりましょう。
意地なのか、プライドなのか、結構「オリジナル」のイベントを作りたいという強い想いを持っている企画担当者から相談をいただくことがあります。
でも、本人がオリジナルと思ってるイベントの企画を見せてもらうと、申し訳ないですがほとんどがどっかでやってそうなイベントなんですよ。
パクった方がオリジナルを作れるという皮肉。
私自身これまでに、数多くのイベントを仕事として行ってきました。
その中には取材が入ったり、同業者から問い合わせを受けたりしたものも多くあります。
※元職場や依頼元との関係があるので、もしご関心がある場合は詳細につき問合せください。
オリジナリティある企画ができてすごいよね。
そんな声をかけてもらう度に違和感を感じるんです。
なぜなら、私の企画の九割は元ネタがあるからです。
例えば、
- 他業種のイベントを、自分の業種にもってきたらどうなるか?
こんな風に考えると、途端に新しいアイデアが湧いてきますよね。
あるいは、
- このイベントは面白くないけど、なぜか?
この視点が持てると、どんなイベントに参加しても文句を言いながら帰る必要なんてなくなります。
福岡市の失敗から学ぶ、市民向けSDGsイベントの作り方。
ゼロからオリジナルっぽい企画をしても、それは多くの場合無自覚に何かを模倣しているだけです。
既に世の中にあるものを意識的にパクって、パクる時に少し意識的にズラす。
実はそこにオリジナルが生まれるんです。
だから、日常的に「これはイベントに生かせるんじゃないか?」という視点を持って生活をしてみてください。
もうちょっとストレートに言うと、「この企画、自分ならどうパクれるかな?」という視点をもって生活をするんです。
そしたら、必ずあなたにしか作れない「オリジナル」企画が生まれます。
パクるためにも基本は知っておこう。
とはいえ、企画の「いろは」を知らないと、パクろうとしてもパクれませんよね。
だから、企画をパクるためにも基本的な企画の立て方については知っておく必要があります。
>>>集客につながるイベント企画の簡単な立て方。
その他、各種研修・講演関係の記事をまとめましたのでどうぞ。
>>>【まとめ】講演・研修関係(実践者用/依頼者用)の記事【随時更新】