SDGsを「ものさし」として活用する意味とその際の注意点。
どうもコージコーダイ(@kodai_chi_koji)です。
SDGsを「ものさし」として使うという話を耳にしたことはありませんか?
「ものさし」としてのSDGsは実用的で業務改善にもつながり、場合によっては新規事業などを考えるきっかけにもなります。
企業でも、公的機関でも、SDGsを導入するときの第一歩としてオススメです。
難しくないので、この記事の説明を読んでぜひやってみてくださいね。
事業をSDGsの「ものさし」で考えてみましょう。
↑動画でもご視聴いただけます。
たとえば、あなたが会社員だった場合、あなたの会社ではどのような事業を展開していますか?
それは、だれの役にたっていますか?
きっと、自分の会社の話であれば、そんなに苦労せずに答えられましたよね。
じゃあ、あらためてSDGsの目標をみながら、
自分の会社の事業がどの目標に関係しているんだろうか?
みたいな整理をしてみてください。
全然関わってないなっていうのもあれば、なかなかがんばれてるんじゃないか?
っていうのまででてくると思います。
SDGsという枠組みで自分たちがやっていることを整理する。
簡単に言うと、これが「ものさし」としての活用方法です。
SDGsをものさしにして整理をしてみることで、自分たちがどんな強みをもっているかや、次にとりくむべきことなどもわかりますし、
それだけじゃなくて、一緒に協力して取り組めるパートナーなどを見つけるときにも役に立ちます。
まずは難しく考えずに、SDGsの17の目標と向き合ってみましょう。
よくある勘違いに注意しよう。
↑動画でもご視聴いただけます。
おそらくですが、SDGsをものさしとして自分たちの仕事や活動をふりかえると「自分たちめちゃくちゃできてるやん」ってなる人や組織は少なくないと思います。
特に自治体なんかに多いんですが、SDGsをものさしとして使ってみた結果、
「あれ?自分たちはほとんどの目標に対して取り組めてるじゃないか!」
「すばらしい!」
みたいなフィーバー状態になりがちです。
そんなときは、ぜひ冷静になってください。
そもそも行政は「社会のための総合サービス業」みたいなところがあるので、
SDGsの目標と照らし合わせたらそれなりにやってる風になるのは当然なんですよ。
SDGsは「あたりまえのことをあたりまえにしましょう」って目標だからです。
だからこそ、もし穴があることに気づいたらその穴は急いで塞いだほうがいいですし、仮に17の目標全てに取り組めてるって思ったとしても、もう少し丁寧に見てやる必要があります。
例えば、目標5の「ジェンダー平等を実現しよう」なんかをとりあげて考えてみると、男女共同参画みたいなことについて取り組んでいない自治体はほとんどないと思います。
でも、セクシャルマイノリティについて何か具体的なことができているかと問われると途端にトーンダウンするところのほうが多いんじゃないでしょうか?
男女共同参画に関しても、研修会や講演会はひらいているものの、職場環境がジェンダーによる問題を多く抱えているというケースもあるでしょう。
自治体に限らず、企業や個人にしても、SDGsをものさしとして使う意味を履き違え、自分に都合よく解釈して「あれもこれもできている」と自画自賛するためのツールにしてしまうとなんの課題解決にもつながらないので注意が必要です。
ギクッとした人はいませんか?
もしいたら、あらためて自分には何が出来るのか、整理をしなおしてみてください。
まとめ
SDGsをものさしとして使うことは、SDGsの取り組みの第一歩として、また進捗状況をチェックする意味でも非常に有効な手段です。
しかし、都合よく使い、「自画自賛」するためのツールにしてしまうと意味がないだけでなく、マイナスに働くこともあるため必ず使用するときには注意が必要です。
ものさしとしてSDGsを有効利用して持続可能な社会を一緒に実現しましょう。
社会課題解決の主人公はアナタです!
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