肩書にだまされてはいけないし、肩書でだましてはいけない【よくある質問】
どうもコージコーダイ(@kodai_chi_koji)です。
世の中にたくさんの専門家があふれかえっていますね。
研修とか講演で飯を食っていたらそれはそれは多くの専門家さんと出会います。
講師を使う側としても経験があるし、呼ばれる側としても経験がある立場からこの肩書について簡単に解説しますね。
これは、研修や講演だけでなく、コンサルの世界とかにも共通して言えることなのでぜひ参考にしてみてください。
目次
公認であれ、自称であれ肩書にそこまで価値はない
最初に否定しておきます、肩書にほとんど意味はありません。
「公認◯◯」とか「公式◯◯」みたいな特定の機関からのお墨付きだったとしても、「◯◯の専門家」とか「プロ◯◯」みたいな自分で名乗ってるだけのものだったとしても、ほとんど同じぐらいに意味はありません。
お墨付きはお金を払えばもらえます、自称は勝手に本人が名乗ってるだけです。
肩書を強調する人の心の内
あなたに対して誰かが肩書をせっせと見せつけてきたとします。
肩書を並べる理由は何か?
ズバリ、
- 自分に自信がない
- あなたをバカにしている
このどちらか、あるいは両方です。
自分に自信がないから、それっぽい肩書で自分を守っています。
肩書をつけておけばあわよくばあなたの信頼を獲得できるんじゃないか?
そして、商品を買ってもらえたり、仕事につながるんじゃないか?
と思っている訳です。
肩書との付き合い方
とはいえ、肩書は便利です。
上手に肩書と付き合えば役に立ちます。
肩書はただの属性を表示してるものと思えばいいです。
「コミュニケーションの専門家」みたいな肩書を持ってる人なら「コミュニケーション」の部分だけ切り取りましょう。
「集客のプロ」なら「集客」だけです。
その上で、その専門性については別で評価すればいいんです。
専門性の評価方法
あなたがもしその分野に精通しているのであれば自己判断をするのが理想ですが、そうでない場合は専門性の評価は同業他社にしてもらうのが一番オススメです。
そうは言っても、自分でせざるを得ないことの方が多いと思います。
だから、ここでは自己判断をする場合のポイントについて簡単にまとめておきます。
本人が主張するものは基本的には懐疑的に見ておきましょう。
実績なんていくらでもデータの見せ方や表現を工夫すれば盛れますし、あてになりません。
口コミなどについても、内輪のもの(組織票的なもの)ではないかしっかり見極める必要があります。
外部から仕事の依頼をもらっているかどうかは一つの判断基準にできます。
例えば、研修、講演業の場合だと自主開催の実績しかない場合はプロとは呼べません。
ある程度の実績があれば自治体や学校などの公的機関や、企業や各種団体などから仕事の依頼がきます。
それらの依頼についても、仲間内からの依頼だけの人かそうじゃないかは一つの大きな見極めポイントになります。
コロコロ肩書を変えているような人にも気をつけましょう。
つい先日まで別の専門家を名乗ってなかったっけ?
みたいな人はまさにお金がもらえれば何でもしますタイプなので信用しない方がいいです。
実際は他にもいろいろと評価ポイントはあるので、また思い出したら追記します。
肩書を勝手につけ直そう
とにかく、名詞をもらったら、その名刺にその人のことを忘れないように肩書を書き直す作業をするようにするといいですよ。
「公認◯◯」とか「◯◯の専門家」みたいな名詞をもらったとしても「専門性が低い!」と思ったらその日のうちに名詞に「見習い」って書けばいいです。
逆に、「この人いい!」とか、「いつか仕事を頼みたい!」って思えたなら「尊師」とかって記録しておきましょう。
別に書き込むのはABC評価とかでもなんでもいいです。
ただ、人は成長するので初めて会った時はC評価やったとしても、次にあった時に大きく成長していたならBとかAに格上げはしましょうね。その逆も然りです。
名詞にその場でペンを入れるのはマナー違反ですが、分かれた後にメモをするのはマナー違反じゃないです。
実際、私の周りでもやってる人も多いですよ。
自分が肩書を名乗るときも気をつけよう
ここまでは肩書との向き合い方について書きましたが、自分自身が肩書を名乗る時にも気をつけましょう。
どこを気をつけたらいいのかは上に書いたことの逆を読んでもらえば大丈夫です。
シンプルに言うなら「嘘をつかないこと」そして「騙さない(騙そうとしない)こと」です。
色々とややこしいことを言いましたが、実績をベースにした肩書を名乗ればなんの問題もないです。
「悪事千里を走る」
目先の利益のために、多くのチャンスを失わないようにしましょうね。
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