【4つの要素】具体的な行動につながる話とは?作る上での注意点、考え方。

 
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上の名前がコージ、下の名前がコーダイです。 兵庫県生まれ、福岡市在住。2児の父。 人の意識を変え、国際協力の必要のない持続可能な社会にすることが目標です。
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どうもコージコーダイ(@kodai_chi_koji)です。

社会課題解決型講演を構成する4つの要素

  • 最低限の知識を補完する話
  • 関心を喚起する話
  • 自分事にするための話
  • 具体的な行動につながる話

の中からこの記事では「具体的な行動につながる話」を取り上げて詳細と具体的にどんな話をどのようにして作ればいいのかまとめます。

社会課題解決型講演を構成する4つの要素が何のことかわからない人はコチラをどうぞ
>>>社会課題解決型講演を構成する4つの要素

 

目次

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具体的な行動につながる話ってなに?

 

「なんだか自分にもできそうだと思わせる話」のことです。

そのためには、具体的な行動がイメージできる状態にする必要があります。

 

気持ちだけでは人は動けない

 

研修とか講演会に参加したら講師がアツい人だった!

話を聞いてたら自分の身体にも熱が移ってきて・・・

 

うおおおおお!!!
やるぞおおおおお!!!

 

みたいな気持ちになったのに、帰り道でふと冷静に「自分に何ができるんだろう?」って思ったら意気消沈。

そのまま代わり映えのない日常に戻る。

 

こんな経験はないですか?
私はあります。

あるあるですよね。

これは、実は講師が「具体的な行動につながる話」をせずに思いだけをぶつけて終わってしまうことでしばしば起きるエラーです。

 

イメージするのはゴールにつながる階段の一段目!

 

具体的な行動につながる話が思いつかないという人は最終的なあなたがイメージするゴールについて考えてください。

おそらく、具体的な行動よりも最終的なゴールの方が考えやすいと思います。

ちょっとぐらい夢をみてもらってもいいので、こんな将来のために行動しましょう!
っていう「こんな将来」のことです。

 

ここらへんはバックキャスティングの考え方に近いです。

バックキャスティングって何?って人はコチラ
>>>ビジョンが先かミッションが先か、その答えは?

 

あなたが「具体的な行動につながる話」として話すのはこのバックキャスティングの考え方で整理したときの、階段の一段目のことです。

 

例えばですよ、「体重を落とす(ダイエットしたい)」っていう目的で勉強会に参加したとしましょう。

 

気持ちだけのやつで結局行動につながらないのは、

「みんなーー!がんばろうなー!やせようぜーーー!」

みたいに心に火をつけるだけのやつです。

 

スピーカーの熱量でもしかしたら一瞬やる気になるかもしれませんが、具体性に欠けるし、自分に何ができるかハッキリしないので行動につなげるのが難しいのが分かると思います。

 

一方で、「行動につなげる話」「ゴールにつながる階段の一段目の話」っていうのはこんな話です。

 

 

ダイエットがしたいというけど何キロ落としたいんでしょうか?

なんとなく痩せたいな・・・って思っていても体重は落ちませんよ。
カロリーでいうと1キロ痩せるためには7500キロカロリー消費しないといけないんです。

何日で目標を達成したいですか?
それがわかれば、1日に消費しなければいけないカロリー数が分かります。

大きい数字がでたとしても安心してください。
必ずダイエットは成功します。

なぜなら、そもそも何もしなくてもあなたはカロリーを消費し続けているからです。
それを基礎代謝といいます。

あなたの基礎代謝はどのぐらいありますか?
あと1日の運動量はどのぐらいでしょう?

この2つが分かれば、1日にあなたが食べていい食事量が分かります。

ダイエットは全く難しくありません。
ただ、計算式を立てて1日のカロリーを調整するだけです。

さあ、必ず実現できるので、まずは家に帰ったら体重計にのってみましょう。

 

 

最後の赤字の部分こそが、具体的な行動につながる話です。
まさにゴールにつながる階段の第一歩目にあたるのが分かると思います。

※分かりやすいように色々端折っていますが実際は一行ではありませんよ。

ダイエットの話を知りたい人はコチラをどうぞ
>>>【巨デブ専用ダイエット】6ヶ月で60キロ痩せたから方法を教えるよ(前編)

 

具体的な行動につながる話づくりで大切にしたいポイント

 

具体的な行動を提示する時に、私が意識しているポイントは次の3つです。

  • すぐに着手できるか
  • すでにやっていることではないか
  • その先がイメージできるか

説明の必要もなさそうな3つですが、念のため補足しておきます。

すぐに着手できるか

具体的に提示されたことを実施するためにいくつも障壁がある場合、よほどモチベーションが高くなければ、まずほとんどの人が何もせずに終わります。

何かを買ったり、準備をあまり必要のないものを一段目の階段として設置しましょう。
そんなしょうもないことしても意味ないでしょ?って思うかもしれませんが、そんなしょうもないことすらできないと大きなことももちろんできません。

すでにやっていることではないか

結構これは多いんですよね。

例えば、「電気を消すようにしましょう」「食べ残しはやめましょう」みたいなやつです。
もしすでにやっているのであれば、それは階段の一段目じゃないです。階段のゼロ段目です。

今より上段に登れる行動の提示をしないと意味がありません。

その先がイメージできるか

小さなアクション、行動ができたら、その後になにをしたらいいんでしょう?
あるいはそれらの行動を続けた先にはどんな明るい未来が待っているんでしょう?

ここらへんについてハッキリと提示されていないと残念ながら階段を一段ぐらいのぼってもすぐに降りてしまうだけです。

 

正解ではないということを補足しておこう

 

行動にうつせていない人を行動させるのがまずは一つの目的です。

実際にやってみて「なんか違うな」って思ったり、「こんなことをやってみようかな」と思うようになったとしたら、それはすばらしいことです。

 

それは講師が描いたシナリオではなく、聞き手が自分の描いたシナリオの中で主体的に課題解決のための行動を起こすようになった一つの証拠だからです。

「具体的な行動につなげる話」をする時には、合わせて「あくまで一つの考え方であること、そして実際に行動をしてみて違うとおもったら自分の考えを大切にして改善して行動を続けて欲しいこと」を伝えておくことが大切です。

 

まとめ

 

「具体的な行動につなげる話」というのは階段の一段目をのぼらせるための話です。

ただ、せっかく一段目を踏み出してもその先がみえなければモチベーションを維持することはできません。
その一段がどんな意味があるのか、どこにつながるのかなどをしっかりとイメージできるようにしつつ、最終的には聞き手が自分で自分のシナリオを描いて行動ができるような余白のある話を心がけましょう。

 

「できそうだ」と思ったら人は動くなと言われても動きたくなるものです。
今すぐできそうな気分にさせる、すぐに動き出したくなるような話を考えてみてくださいね。

他の3つの要素についての記事はこちらからどうぞ。
>>>【4つの要素】最低限の知識を補完する話とは?作る上での注意点、考え方。
>>>【4つの要素】関心を喚起する話とは?作る上での注意点、考え方。
>>>【4つの要素】自分事にするための話とは?作る上での注意点、考え方。

その他、各種研修・講演関係の記事をまとめましたのでどうぞ。
>>>【まとめ】講演・研修関係(実践者用/依頼者用)の記事【随時更新】

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