【4つの要素】自分事にするための話とは?作る上での注意点、考え方。

 
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上の名前がコージ、下の名前がコーダイです。 兵庫県生まれ、福岡市在住。2児の父。 人の意識を変え、国際協力の必要のない持続可能な社会にすることが目標です。
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どうもコージコーダイ(@kodai_chi_koji)です。

社会課題解決型講演を構成する4つの要素

  • 最低限の知識を補完する話
  • 関心を喚起する話
  • 自分事にするための話
  • 具体的な行動につながる話

の中からこの記事では「自分事にするための話」を取り上げて詳細と具体的にどんな話をどのようにして作ればいいのかまとめます。

社会課題解決型講演を構成する4つの要素が何のことかわからない人はコチラをどうぞ
>>>社会課題解決型講演を構成する4つの要素

 

目次

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自分事にするための話ってなに?

 

「課題を解決した結果、どんないいことがあるかについての話」のことです。

聞き手にとっての利益を提示することで、課題を自分事にすることができます。

 

正義を振りかざしても人は動けない

 

もう一度いいます、聞き手にとっての利益が当事者意識を促します。

そして、それが行動につながる原動力になります。

 

真面目な人はもしかしたら嫌悪感を感じるかもしれません。

でも、聞き手にとってのメリットがないと正義を振りかざしたとしても他人事になってしまいます。

 

「おもしろい話だね」から卒業させるためにも、
必ず聞き手にとっての利益という視点は忘れないようにしましょう。

 

課題認識できていない人は少ない、自分事にできてない人は多い

 

大小さまざまな課題が世の中にあって、実際はそのことを全く認識できていない人なんてほとんどいません。

その証拠に、課題についての話をすると「知ってた」とか「そういえばそんな話を聞いたことある」といった反応が頻繁に返ってきます。

 

つまり、知ってても動けない、あるいは動くつもりになれない、動くつもりがないという場合がほとんどなんです。

 

理由は簡単で自分に影響を及ぼさないものだと思ってるんですよね。

ただし、少し考えれば分かることなんですが、どんな社会課題であっても私たちが社会生活を営んでいる限りは無関係ではありえません。

 

これを解消するのが何度も繰り返しになりますが、聞き手にとっての利益なんです。

 

メリットを考えるための視点

 

メリットを考える時には以下の視点を参考にしてみてください。

 

「楽しみ」なのか「苦痛からの開放」なのか

歯医者のたとえ話で言うと、

例えば「歯のホワイトニング」なんかは「楽しみ」が目的です。

一方で、「虫歯の治療」なんかは「苦痛からの開放」が目的です。

どちらもある意味、患者は利益を感じることができます。

 

「今すぐ(即時性があるもの)」なのか「将来的(見込み)」なのか

実践してすぐに結果が得られるものであるなら、比較的聞き手の心を動かしやすいでしょう。

しかし、中には見込みで、将来について不確実ながら利益を感じられる話もあります。

その場合は、できるだけ具体的な見通しが分かるような話をすることが聞き手の心を動かすことにつながります。

分からないことについては分からないと素直に伝えることも大切で、その場合は「それでも自分は取り組みたい」といった自分の思いをのせましょう。

人は確実なものだけに対して動くのではなく、不確実なものにも動かされます。

 

何にメリットがあるのか?

一口にメリットといっても、たくさんのパターンが考えられます。

代表的な3つをとりあげておきます。

  • 精神的なもの
  • 肉体的なもの
  • 金銭的なもの

精神的に「きもちよくなる」「スッキリする」というものもあれば、肉体的に「楽になる」「健康になる」というのもあります。

金銭的なものについては一番分かりやすいので、説明の必要もないでしょう。

 

大切なのは聞き手にとってという視点

 

ついつい忘れてしまうんですよね。

意識しておかないと、自分に引き寄せて話をしてしまいがちです。
でも、聞いている人の視点で話を組み立てなければ自分事にするのは難しいです。

自分の視点で語ると最終的な着地点が
「なるほどねー。がんばってるんだね」とか
「これからも応援してます」のようなものになることも少なくありません。

もしあなたが人前で話をして、応援をされてしまうのであれば自分の物語を話しすぎているのかもしれませんよ。

もちろん、NPOなどが資金調達を目的として講演会を開催するのであればそれで成功とも言えるでしょう。

でも、課題を解決することができる人を育てるための研修としては失敗と言わざるを得ません。

心当たりがあれば、ぜひ改善してみてくださいね。

 

まとめ

 

自分事にするための話というのは言い換えれば相手にとっての利益を提示する話ということです。

聞き手にとってのメリットを考え、聞き手の視点で話を組み立てることが大切です。

 

聞き手の利益を強調するためには、聞き手についての事前調査も大切になります。

しっかりと事前準備をして、聞き手が自分の事と思えるような話をしましょうね。

他の3つの要素についての記事はこちらからどうぞ。
>>>【4つの要素】最低限の知識を補完する話とは?作る上での注意点、考え方。
>>>【4つの要素】関心を喚起する話とは?作る上での注意点、考え方。
>>>【4つの要素】具体的な行動につながる話とは?作る上での注意点、考え方。

その他、各種研修・講演関係の記事をまとめましたのでどうぞ。
>>>【まとめ】講演・研修関係(実践者用/依頼者用)の記事【随時更新】

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