【自己分析】講演業をはじめるための正しい自分との向き合い方。

 
この記事を書いている人 - WRITER -
上の名前がコージ、下の名前がコーダイです。 兵庫県生まれ、福岡市在住。2児の父。 人の意識を変え、国際協力の必要のない持続可能な社会にすることが目標です。
詳しいプロフィールはこちら

どうもコージコーダイ(@kodai_chi_koji)です。

自分を理解していない人の話を聞かされるほど聞き手にとって辛いものはありません。

だから、講師をはじめたいという人に私が最初のステップとしてオススメしているのが自分を理解するということです。
あなたは自分をどの程度理解していますか?

この記事では、あなたが自分のことを理解するためのヒントになる質問を用意しています。

回答しながら、読みすすめることで講演業をはじめるのに最低限必要な「自分」が見えてくるはずです。

就職活動なんかの自己分析とちょっと違うので、ぜひ先入観を取っぱらってやってみてくださいね。

 

目次

スポンサーリンク

向き合うべきは自分の3つの顔

 

講演業をはじめるにあたって必要なのは次の3つとしっかり向き合うことです。

  • 課題意識
  • モチベーション
  • パーソナリティ

何のことかわからないと思います。
大丈夫です、詳細については続きを読んでください。

 

向き合う課題を明確にしよう。

 

最初は課題意識についてです。

講演には様々なものがありますが、基本的には課題解決のために行われると思って差し支えありません。
現実は、自己満足のために自分語りをする講演家も多くいますがこの記事にたどり着き読んでいる人にそんな人はいないと信じています。

 

次の質問に答えてみてください。

  • あなたが解決したい課題はなんですか?
  • その課題とあなたの関連性はなんですか?
  • その課題の解決策、解決の糸口になるものを知っていますか?
  • その課題を解決してほしいと思っている人はどんな人ですか?

 

【ヒント】

あなたが解決したい課題はなんですか?

課題がすぐに思い浮かばないという人は、これまでの自分の苦い経験などを思い出してみましょう。
あるいは、身近な困ってる人で「助けたい」と思う人などはいませんか?

課題とあなたの関連性はなんですか?

課題と自分の間にとんでもない距離があるのなら課題を考え直したほうが良いです。
もしあなたが聞き手やったとして「なんでお前がそんな話するねん」って思ったらその人の話を聞かないですよね。
「自分がしなくてだれがするんだ」って思えるようなものを選びましょう。

課題の解決策、解決の糸口になるものを知っていますか?

あなたはその課題を解決できる人でしょうか?
そのことについて過去に克服した人ですか?
あるいは、解決を目的に今現在も勉強や活動をしている人でしょうか?
課題を「問題提起するだけ」では聞き手は満足してくれませんよ。

課題を解決して欲しいと思っている人はどんな人ですか?

個人的な恨みになっていませんか?
実際に自分の身に起こった過去の出来事などの場合は、きちんと自分の中で気持ちの整理ができていますか?
課題について一般化して、困っている人や怒っている人、不快感を感じている人などがいるか改めて考えてみましょう。
個人的な恨み節を聞きたいと思う人はいませんよ。

 

どんなことになら頑張れますか?

 

次にモチベーションについてです。

講演業は自分が主催して開催する場合を除いて基本的には「依頼されて」実施するものです。
つまり、相手がいるんですよね。

だから、あなたがどんな仕事をしたくて、どんな仕事はしたくないのかについて事前に知っておいたほうが良いです。

「仕事は選ぶもんじゃない!!」みたいな声も聞こえてきそうですが、それは雇用の中で働く場合の考え方です。
特殊な場合を除いて講演はその都度、依頼主との単発の契約で実施します。

乗り気じゃない講師の話は聞いていてだれも得をしませんので、自分の中で仕事を引き受ける線引をしっかりしておきましょう。

 

次の質問に答えてみてください。

  • あなたの好きなことはなんですか?
  • あなたの得意なことはなんですか?
  • あなたの嫌いなことはなんですか?
  • あなたの苦手なことはなんですか?
  • 絶対に譲れないことは何かありますか?

 

【ヒント】

そんなに悩まずにやってくださいね。
それぞれについて50個ずつぐらいだすつもりでやるといいですよ。
「好きなこと、嫌いなこと」が答えにくい場合は「やってて楽しいこと、楽しくないこと」みたいな言葉に置き換えてもらってもいいです。

上の4つの質問で自分のことがぼんやりと見えてきたら、「絶対に譲れないこと」を整理してみてください。

そして、譲れないことに接触するような依頼がきたときはきっぱりと断りましょう。

 

 

講師をする上でプラスに働くことマイナスに働くこと

 

最後にパーソナリティについてです。
日本語にすれば「人格」つまり、あなたはどんな人間かということです。

講師をする上で、自分のパーソナリティに関して自覚的であるかどうかはとても大切です。

完璧な人間なんていません。
だから、どんな人にも良いところも悪いところもあるんです。

どんなにたくさんの嫌な部分があったとしても、本人がそこを自覚しているなら大抵そんなに問題なく受け入れてもらえます。
一方で、ものすごい人格者から垣間見えるちょっとした嫌な部分は余計に目立つし、それに無自覚であればなおさら失望されます。

 

次の質問に答えてみてください。

  • あなたの素敵なところを10個挙げてください。
  • あなたの嫌なところを10個挙げてください。

 

【ヒント】

「素敵な」については「人から好かれる」、「嫌な」については「人から嫌われる」に置き換えてもいいです。
10個もでてこないって思っても10個はどちらも出してみてください。

全然でてこないって人は日頃から自分自身と向き合えていない証拠です。

一週間ぐらい、自分を強く意識してモニタリングしてみましょう。
きっと様々な気付きが得られるはずです。

 

 

最後に注意点

 

ここで紹介した作業を一人でやって満足してしまわないことを強くオススメします。
どれだけ客観的であろうとしても、人間はどうしても自分に都合のいい解釈をしてしまう生き物です。

だから、それぞれの項目について自分で答えをつくってみたら誰かに見てもらいましょう。

できるだけ、「おかしいことはおかしい」とハッキリいってくれる人からの評価をもらうことが必要です。

家族や、親友、同僚などもいいかもしれませんが、気の置けない関係であるほどあなたの本質は見えないものです。
可能なら似たような志を持っているから厳しい意見は言ってくれるものの適度な距離感のある人を探しましょう。

もし、そんな人がいないって場合はコーシの学校の中で機会を提供していますのでいつでもご参加ください。

 

簡単な訳ではありませんが、研修講師は誰にでもできます。
押さえるべきポイントをしっかり押さえて参加者を失望させる「残念な講師」にならないようにしましょうね!

その他、各種研修・講演関係の記事をまとめましたのでどうぞ。
>>>【まとめ】講演・研修関係(実践者用/依頼者用)の記事【随時更新】

この記事を書いている人 - WRITER -
上の名前がコージ、下の名前がコーダイです。 兵庫県生まれ、福岡市在住。2児の父。 人の意識を変え、国際協力の必要のない持続可能な社会にすることが目標です。
詳しいプロフィールはこちら










Copyright© 糀広大の個人ブログ , 2024 All Rights Reserved.