子どもとSDGsについて考えるのに、適切な時期とその方法

 
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上の名前がコージ、下の名前がコーダイです。 兵庫県生まれ、福岡市在住。2児の父。 人の意識を変え、国際協力の必要のない持続可能な社会にすることが目標です。
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どうもコージコーダイ(@kodai_chi_koji)です。

TwitterのDMでこんなんもらいました。

小学生がSDGsに出会うのに、適切な時期とその方法を模索しています。

昨年は、パーム油使用・不使用のチョコレートの食べくらべをしたりしながら、世界で起こっている問題は自分たちに繋がっていることを知るワークショップを5年生対象に行ったのですが、イベントではなく、普段の授業で行えないかと。 例えば、SDGsマンの動画や、国連の動画などを見て考えるのはもう少し下の学年でもできるのかな、と思ったりしています。

また、カードゲームを使って理解する方法もあると思いますが、そうなるとやはり高学年かしら、と。
ファシリテーターも必要ですから、お金もかかりますよね…。

実は学校の先生からSDGsについて子どもたちに教えたいというのは小学校に限らず頻繁に受ける相談の一つです。

私自身実際に子どもたちを対象にSDGsや社会課題についての話をさせていただく機会がありますので、その経験を踏まえて今回は回答したいと思います。

 

目次

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外部講師ができることと、学校の先生ができることは違う

 

私は外部から入り込むのでいつもちょっとスペシャルな感じの話をさせてもらいます。

あるいは、ワークショップを実施したり、体験型の何かを一緒にすることも多いです。

 

つまり、教科の枠組みの外でやることが圧倒的に多いんですよね。

でも、学校の先生の場合は根本的なことが違うってことを是非知ってもらいたいんですよね。

 

そうです。

学校の先生の強みは「授業」ができるってことなんです。
もっと言うと、授業に限らず学校生活の全てが使えるんです。

だから、ぜひ授業や普通の学校生活の中にSDGsを取り入れてみてください。

 

学校生活や教科書の内容をSDGsの枠組みで捉え直してみよう

 

学校生活や、教科書の内容の中でSDGsにつながる学習を計画してみましょう。

例えば、小学校5年生の家庭科の授業で「買い物」について取り扱う単元があるはずです。

これなんかは、まさに【SDGsの目標12 つくる責任、つかう責任】について考えることができますよね。

あるいは、同じく小学5年生の理科の授業で「川」について取り扱う単元があるはずです。

地域の川を観察しにいったりする時に同時に【SDGsの目標14 海の豊かさを守ろう】などについての話ができるはずです。

低学年でも、例えば給食の時に【SDGsの目標2 飢餓をゼロに】についての取り組みや、地域とのかかわりなどを通じて【SDGsの目標17 パートナーシップで目標を達成しよう】みたいな様々な人とのつながりを考えるきっかけをつくることができます。

学年に関係なく、【SDGsの目標5 ジェンダーの不平等をなくそう】などについては気づかせるきっかけを作ることはできますし、社会科見学などを通じて【SDGsの目標8 働きがいも経済成長も】みたいなことについて考えることができます。

 

学習をつくる時のポイント

 

しかし、上のように既存の学習と連動させるにあたって一つポイントとして押さえてほしいものがあります。

それは「やったー!できてるね!」で終わらせないことです。

 

それぞれの授業において発達段階に応じてですが、

  • 課題を発見する
  • 解決策を考える
  • 実際にやってみる

というプロセスを取り入れるようにしましょう。

 

なぜなら、SDGsは知識じゃないからです。

 

地域だけでなく学校の中にもSDGsの課題につながるような課題がたくさんあります。

それらを見つけて、解決を一緒にするような授業を展開しましょう。
その際、課題の発見から解決に至るまでの全ての活動を児童/生徒にさせることです。

必然的に教師がファシリテーターになる必要がでてきます。

 

それこそが新学習指導要領の中にも書かれている持続可能な社会の創り手を育てることにつながります。

多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることができるようにする
(小学校学習指導要領 平成29年3月31日公示より)

 

先生がファシリテーターになれば外部講師は不要です

 

ファシリテーターについての相談も質問の中にありましたが、先生がファシリテーターになればいいんです。

講師として呼ばれれば私もいきます。
実際になんども行っています。

しかし、正直安くはないですからね・・・。

学校の予算が非常に限定的なことはよくよく知っていますので、教育予算を圧迫してまで講師を呼ぶよりは先生ができることをまずやりましょう。

また、カードゲームについては個人的にはあまり勧めていません。
なぜなら上でも書きましたが、学校や地域自体に課題があるのにわざわざカードの中で物を考える必要がないからです。

ちなみに、過去にSDGsのカードゲーム研修に私が参加したときのレポートもあります。
>>>【体験レポート】カードゲーム「2030 SDGs」【ファシリテーター】

 

ファシリテーターになりたいという「先生」のために、私の好きなSDGs実践を小学校で積極的にされている若松先生のファシリテート入門本を紹介しておきますね。

 

若松先生は時々Twitterで小学校でのSDGs授業実践を共有されているので、もしよかったらTwitterもフォローされるといいと思いますよ。
>>>若松先生のTwitter

 

まとめ

 

とにかく、特別な何かをするのもいいですが、今までの枠組みの中で見直してみましょう。

SDGsに取り組むのに最適な時期は私はないと思ってます。
生活のどんな場面の中にでもSDGsは取り込めます。

ちなみに、質問の中にありましたが私のチャンネルの中にある動画は自由に使ってもらって大丈夫ですよ。
>>>YouTubeチャンネル(SDGsマン)
また、こんな動画が欲しいみたいなのがあればリクエストがあれば作成を検討しますので気軽にご連絡ください。

ぜひ素敵な実践ができたら子どもたちの様子などの報告を聞かせてくださいね。

 

最後に、もしよかったらちょっと古い記事ですが(近日中に追記しますね)
SDGsを実践するための参考文献についてもまとめていますのでどうぞ。
>>>小学校でSDGsを教えるための本・サイトを厳選しました[ESD/開発教育]

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