インプロはコミュニケーション力を育てる最高のツールでした【インプロJAPAN研修感想】

 
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上の名前がコージ、下の名前がコーダイです。 兵庫県生まれ、福岡市在住。2児の父。 人の意識を変え、国際協力の必要のない持続可能な社会にすることが目標です。
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もう受講してからかなり時間があきましたが、記憶の新しいうちにまとめます。

結論から先に。

インプロ、すごかったです。
すごくよかった。

自分が行う研修やワークショップにインプロ要素を盛り込みたい!
是非ともそうしたい!

と心から思いました。

目次

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そもそもインプロってなに?

インプロビゼーション(improvisation)の略です。

日本語にすると「即興劇」

つまり、台本なし、打ち合わせなし、練習なし。

「ぶっつけ本番のお芝居」ってやつです。

お芝居?いやいや無理無理。無理っしょ。

分かります。

正直、私もそんな感じで今回参加しました。

もっと包まずに言うと、

「演劇っていうからには明らかに芝居がかったやばいのがうじゃうじゃ来てるんちゃうかなー」

そのぐらいのことを想像しながら参加しました。

「参加型・体験型の研修を日頃担当することが多いので、演劇手法を知り参考にしたい」

とかなり斜めからの理由で参加しました。

実際、会場に若干危険な雰囲気が(失礼っ!褒め言葉と思ってください)ありました。

スタートの時点でそのぐらいの色眼鏡で見ていたのに、参加後に「これはすごい!」ってなるって相当でしょ。そんぐらい、すんごいよかったです。

インプロは人生だ!

スタートの時に講師の方が言った言葉が印象的だったんですよね。

「インプロって、みなさん。ねえ、そもそも人生がインプロじゃないですか?」

あっ。なるほど。

毎日、何が起きるか分からない。そして、何が起きるか分からないのに、それを受け止めて自分は役割を演じて都度判断して動いている。

つまり、「ぶっつけ本番のお芝居」はインプロの中だけじゃないっていうことでした。

でも、インプロは人生とは違う。人生よりも制約がないんですよね。

虫にだって、鳥にだって、ウンコにだってなれちゃいます。

研修の中で徐々に培われるもの

参加者の一人が最後の感想で呟いたのが、

「一人で生きてるんじゃないんだなーって思った」

という意味深ワード。

しかし、これはインプロのコアの部分をなかなかついているように思います。

インプロって誰かのわがままだけではできないんですよ。

発信者と受信者がいて初めて成り立っているんです。

そして、役割はコロコロと移り変わります。

LのリーダーとRのリーダー

それを、「Lのリーダー、Rのリーダー」と表現していました。

これ、意味わかりますか?

LeaderとReader。

つまり、起点になる人とそれを解釈して広げる人です。

自分のアクションに対して受け止め、考え、拾い上げてくれる。

つまり、インプロの世界には「失敗がない」

この信頼関係が徐々に参加者の自己肯定感を高めていくのです。

日頃の「対話方法」を見直すきっかけとして

みなさんはどんな話し方をしていますか?

私は、研修などで「聞き方について」はよく取り上げて話題にしてきましたが、今回の研修で「話し方」について色々と考え、反省をさせられました。

「話す」ことに集中して、それで満足をしている。

そんなことないですか?

例えば、我が家でも非常によくあります。

「それ言ったやん!」

「聞いてないし!」

このやりとりです。

なぜ、これが発生するのか。

つまり、「言ったやん!」でコミュニケーションが終わっているんですよ。

「言った」という事実で自分の仕事が完結していて、「相手に伝わったかどうか」というもっとも肝心な部分についてはおろそかになっている。

これって、よくよく考えたら対話が成立していませんよね。

インプロでは、LとRのリーダーを意識する必要があるのでこのやりとりにエラーが生じません。

必ず、発信をしたら、受信してくれて、反応してくれる。途切れないんです。

何より身体表現としてその対話を繰り返すので、驚くほどストレスがなく対話を続けられます。

百聞は一見にしかず

ちなみに受講させていただいたのはインプロジャパンさんの研修でした。各地で参加の機会があるそうですので、ぜひタイミングがあったら参加してみてください。

3時間という比較的長時間の研修でしたが間延びすることもなく、タイムマネージメントも完璧。ぴったり3時間で振り返りも含めて終了。そんなところまで含めてプロの仕事だなと感心させられました。

一般的に研修って、それなりに疲れて終わるイメージが強いと思うんですが、インプロ研修は完全に「回復魔法」のような効果がありました。もしかすると、心のデトックス効果があるのかもしれませんね。

今回の気づきと学びを生かして新規のプログラムを開発したいと思います。

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