子どもに親の価値観や思いを押し付けたらいけないの?
どうもコージコーダイ(@kodai_chi_koji)です。
子育てって難しいですよね。
実は今日、娘が生まれて2児のパパになりました。
アレをした方がいい、コレをした方がいいって右に左に情報に踊らされていませんか?
最近はあんまり教育系の発信していなかったんですが、最近やたらと耳にする「親や大人の考えを子どもに押し付けてはいけない」という意見が気になって仕方ないので書きます。
きっぱりと最初に私の結論を書きます。
子どもにはどんどん自分の思いや考えをぶつけましょう!
ぐいぐい押し付けましょう!
目次
子どもに押し付けてはいけないという考え方の背景にあるもの
子どもに幸せになってもらいたい。
これがすべての前提にあります。
ほんまやったらこれについて話し合う前に「幸せってなんだ」っていう議論をしなきゃいけないんだけど、ここでは各個人で違うことを考えているはずなので議論は不可能なためこの問題は置いておきます。
とにかく、みんなが子どもの幸せを願っている。
そんな「素敵な」世界の物語です。
子どもの幸せを願うあまり、親が子どもに干渉するわけです。
それはやめときなさい、こうしなさい。
こっちのほうがいいんじゃないの。
みたいなね。
その結果、こんなことになります。
自分は◯◯をしたかった。
でも、親にこうさせられた、ひどく後悔している。
こんな話を聞いて、
あるいはこんな体験をして、
そんなこと、やっちゃいけない!
どうです?
いかにも「正しそう」でしょ?
でも、これって皮肉なことに「押し付けてはいけない」と言う価値観を結果的に子どもに押し付けているのではないかと私は考えています。
問題の所在
他の理由や、事例もあると思いますがとりあえずは先ほどあげたもので考えましょう。
自分は◯◯をしたかった。
でも、親にこうさせられた、ひどく後悔している。
問題は、どこにあるんでしょう?
親が考えや価値観を押し付けたことですか?
私はそう思いません。
「押し付けられた」と考え「後悔している」ことです。
つまり、言い訳として親の価値観が存在していることこそが問題なんです。
そして、もし上のことを真に受けて、
押し付けない子育てをした場合に何が生じるかを考えてみましょう。
もっと、意見もらってたら違ってた!
なんもかも任されたから、こうなった!
後悔してる!
まるでコントですよね。
しかし、これが私が押し付けないという価値観を子どもに押し付けているのではないかと書いた真意です。
なんの話かと言うと、「親の価値観を押し付けてはいけない」と盲目的に信じて、子育てをすることは典型的な手段の目的化に過ぎないんです。
押し付けないことは目的じゃないはずです。
では、目的は何か?
判断するのは子ども!
そして判断できる力を身につけさそう!
これじゃないですかね?
自分の人生を自分で切り拓く力を身につけさせる!
こう言うことじゃないですか?
後悔しない、させない子育てのために
さて、目的から手段を考えましょう。
達成したい目的はこの二つ
- 子どもが自分で意思決定をできる
- 自分の決定に自分が責任を持てる
どうです?
「押し付けない」ってだけで達成すると思えますか?
目的に対して対応が消極的な方法すぎませんか?
あるいは無責任じゃないですか?
親が押し付けなくても、様々な外的要因にさらされます、
そして子どもは判断しないといけないんです。
親として責任を持ちたくないですか?
私は持ちたい。
だから、教育します。
トレーニングといった方がいいかもしれません。
どうやって?
それが冒頭で言った、
子どもにはどんどん自分の思いや考えをぶつけましょう!
ぐいぐい押し付けましょう!
この話につながります。
そうです。
伝わりましたか?
親の思い通りにするために、押し付けるんじゃないんですよ。
子どもが自分の考えを大切にして生きる力を養うために、押し付けるんです。
具体的な流れについて
今のところ、私の考えている流れはこんな感じです。
- 子どもの話を先に聞く
- 子ども自身の考えが大事だと伝える
- その上で様々な考えがあるということを理解させる
- ここで親としての考えを伝える
- 自分で行動を決定させる
- 失敗しても成功しても口出しせず見守る
- 1に戻る
この繰り返しじゃないかなーと考えています。
この繰り返しによって、
自分の人生を自分で切り拓く力を身につける
ことができるんじゃないでしょうか?
とはいえ、
子育ては仮説検証型でするものです。
つまり、
今回の件だけじゃなくて、「こうじゃないかな」「そしたらこうやってみようかな」この繰り返しですよね。
冒頭に書いたように、子育て情報がごまんと散乱する世の中。
迷うこともあると思いますが、自分なりの仮説を立てて胸を張って子育てしていきましょう!
最後までご一読ありがとうございました!
まだ1歳ちょっとの息子と、生まれたばかりの娘を見ながら、
1人の親として、また教育者としてふと思ったことを今回は綴ってみました。
教育関係の講演や研修なども実施させていただいております。
ご関心のある方はぜひお気軽にご相談ください。
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