博士課程に進む意味を端的に分かりやすく説明した素晴らしい話【keep pushing】
私が、博士に進学しようと思ったきっかけの話をご紹介します。
動画でみたい人はこちらからどうぞ。
博士への道
この世界中のあらゆる今ある知識をイメージしてください。それがこの丸です。
小学校を卒業する頃にはあなたにも少し知識が身につきます。それがこの青丸。
ほんで、高校卒業する頃にはもうちょっとそれが膨らんでいます。
大学で、これまで均一に膨らんでたのがちょっとおできみたいなんができましたね。これが専門性。
で、大学院(修士課程)にいくっていうのはこのおできをもっと大きくすることです。専門を深くしていきます。
さらに、飽きずに文献を読みまくってたら(博士課程)、ついにその分野の先端に達します。
ちょっと、この先っちょを見てみましょう。
研究を続けて、この境界線を数年間せっせと押し続けるのです。
すると、ある日ひょこっと飛び出します。
この出っ張りですよ、この出っ張りが博士(Ph.D)です。
ここまでくると、あなたに見える世界は別の世界ですよ。
でもね、忘れちゃいけませんよ。大きな始めの図をね。
Keep Pushing.(押し続けるんだ!)
Matt Might, a professor in Computer Science at the University of Utah, created The Illustrated Guide to a Ph.D. to explain what a Ph.D. is to new and aspiring graduate students.
[Matt has licensed the guide for sharing with special terms under the Creative Commons license.]
この話、痺れるでしょ。ほんまに。
あかん、これは押さなければ!!
ってなったらぜひ皆さんも何かを極めましょう。
人生は一回ですよ。
なんで、この話をしたかというと、昨日執り行われた大学院の入学式で学長の話の中に、
一人一人が研究のフロントラインを1mmでも前に進めよう、世界を少しでも良い方向に変えよう、という強い意志と情熱を持っていただきたい。
という言葉が出てきたのです。
そこで、上のMatt Might博士の話を思い出しまして、一人でも多くの人に知ってもらいたいと思ったのです。
日本ではあまりイメージの良くない(そんなことない?)大学院への進学ですが、ぜひ迷われた時に、上の話を思い出してください。一緒にフロントラインを押し上げましょう。