ヒマなら論文を読んだ方がいい3つの理由【もはや遊び】
今のゼミで週に2−3本を読むっていうのが課題としてあるんですけど、あまりノルマを気にせずにタイトルで気になったやつとか、キーワードで引っかかったやつを片っ端から読んでます。
とりあえず、今のところは頭の中に知識の地図を作りたいと思って広く浅く読んでいます。
正直、最初は若干しんどかったんですけど、だんだんめっちゃおもろくなってきたので論文を読むことが研究者だけじゃなくてあらゆる人にぜひオススメしたい理由ををここいらでいっちょ説明します。
目次
(だいたい)無料でアクセスできる
J-stageとか、google scholarとかで自分の関心のあるキーワードで検索をかけてみてください。
うじゃーって論文が出てきます。
しかも、ほとんど無料で読めます。
たまらんでしょ。無料ですよ。スーパーのレジ袋だって2円とかするこの時代に、知識が詰まった論文が無料です。とりあえず、目を通してみましょ。しんどかったら、閉じても無料ですし。
まるで、スルメです
噛めば噛むほど味が出る。
多分、最初読むとですね、ホゲーってなります。でも、論文の後ろに参考文献って書いてあるでしょ、それをみてそこに書いてあるやつを2、3本。また、その参考文献にあるやつをまた2、3本。あるいは、同じ研究者が書いてる別の論文を読むのもいいですね。
そしたらだんだんですね、何となくですがわかるようになってきます。
そしたら、もっかい最初に読んでた論文を開いてみましょう。
ほら、楽しくなってきた。
何でかっていうとですね、店で売っている本みたいな親切設計じゃないんです。
売っている本は、読み手の思考の流れができるように書いてくれているので、その一冊で何が書いてあるかわかるんですよ。
でも、論文っていうのはその分野の研究の流れの中の一部分を切り取ってるんですよ。しかも、本にまとめられないような最先端の知識やったりします。
テレビドラマの最新話をいきなり見るような感じです。
あれれ、ちょっと話わかんねーぞってなるでしょ。
参考文献とか、その人のこれまでに書いた論文とかを読む作業ってのが、見逃した回を巻き戻して見るような感じです、あーなるほどねこういう登場人物がいて、こんな事件がこの前に起こってたんだ!ってなって最初に訳分からんかった映像を見直す。そしたら面白いやん。っていうことです。
まるで、精神と時の部屋です
精神と時の部屋知ってます?
ドラゴンボールで強敵が出てきたら、悟空たちが引きこもるあの部屋です。あの部屋で2−3年という長い時間を過ごしても現実世界では何と2−3時間しか経っていないという魔法の部屋です。
論文はそういうもんです。
先人が数年かけて整理した概念とか実験結果がですよ、論文っていう形でまとめられている訳ですよ。
数時間、短い時は数十分で誰かの数ヶ月とか数年、もしかしたら人生をかけたような成果物に触れることができます。これを精神と時の部屋と言わずして何と言いましょうか。
もう最高ですよね。
まとめ 読むのがしんどいなら、せめて検索だけでも
とはいえ、読むのはなかなか骨が折れるというのも事実です。
めんどくさいのはやだなーっていう人は、せめて検索だけでもどうでしょう?
本屋さん行って本の背表紙だけ読むのとか、ビデオ屋行って、ケースだけ見るのとかってめっちゃ楽しいでしょ。中身は何が書いてるんだろーなーって。
意外とですね、その作業だけでも、自分の新しい発想が引き出されたりしますよ。
これからは、なんか時間を持て余してるなーって思ったらポチッと論文検索をどうぞ。
ソシャゲもおもろいけど、ソシャゲをするの忘れるぐらいの面白さがありますよ。