【人物評価】「悪い人じゃないんだけどね」といわれる奴が一番悪い
どーも、社会課題と向き合うのが趣味のコージコーダイ(@kodai_chi_koji)です。
「悪い人じゃないんだけどねー」
って評価される人が一番悪いっていう話。
あなたの周りにもいませんか?太郎くん。私の周りでは最近「あれは太郎くんだねぇ」という類の話題が多くなかなか問題意識として高まってきたのでここで考察させてください。
どうして太郎くんが悪いのでしょう。
目次
そもそも太郎くんってだれ?
そもそもなぜ太郎くんと呼ばれるのでしょう?
理由は簡単です、贔屓目にみてもなかなか加点項目が見つからないからです。
つまり、仮に減点がなかったとしても最高得点ゼロの人を、人は「太郎くん」と呼んでいます。実際は減点がないことなど滅多にないのでマイナスの場合がほとんどです。
そして、多くの場合に「あの人は太郎くんやんな」というとき、その言っている人は太郎くんのことが嫌いです。でも、嫌いと言いにくいから、あるいは嫌いとその時点では認識していないから「太郎くん」という都合のいい言葉で丸め込んでいます。
太郎くんは割と目立っている
太郎くんと呼ばれるぐらいだから、地味なやつなのかと思われるかもしれませんが、あなたの身の回りの太郎くんを思い出してください。
割と目立ったポジションにいる人が多くないですか?
だから、なおさら太郎くんは嫌われるのです。
では、なぜ太郎くんは目立ったポジションにいるのでしょう。
理由は簡単です。
太郎くんはなかなか公式には批判されにくいのです。
公の場で太郎くんを批判するとなんとなく自分が悪い奴みたいになります。
太郎くんは絶妙なそういうポジションにいます。
多くの場合、太郎くんはあまり仕事ができません。
なぜかというとこれまでに任されてきていないからです。
なぜ任されないかというと太郎くんだからです。
そして、任されないということは必然的にミスもほとんどありません。
太郎くんはあまり期待されていないのです。
そして、少しずつですが階段を登っていきます。
大体の人は、一歩進んで二歩下がったり、三歩進んで二歩下がったりと進んでいきますが、太郎くんはずっと半歩ぐらいですが、階段を登っていきます。
例えば、仕事でいうと昇進の理由が違います。
多くの人はミスも重ねながらも何か実績を残した、動きが素晴らしいなどの積極的な理由で昇進していく中、太郎くんは非常に消極的な理由で昇進していきます。
例えば「特に特筆すべき点はないけど、彼もそろそろ評価しておかないとな。下げる理由が見当たらないから、仕方ないからちょっとあげるか」みたいにね。
そして、自分のそういう様子に無自覚だから余計に周囲をイラっとさせます。
太郎くんは自分が太郎であることを自覚しにくい
なぜ無自覚になるか。
それは上述したように太郎くんは人に批判されることが少ないからです。
だから、初期の太郎くんはこう思っています。
「自分は、普通だなぁ」とか「自分は、無害だなぁ」とかね。
しかし、太郎くんも変化していきます。
自分が立っている階段の高さが上がってくると、勘違いをしだすのです。
「なんか、思ったより自分はできてるらしい」みたいにね。
すると、太郎くんはどうなるかというとちょっと偉そうな振る舞いを始めます。
しかし、経験値の低い太郎くんは、あまり実務のことがわかりません。
だから、結果的に太郎くんは多くの人間に支えられます。
なぜ支えるのかって?
それは太郎くんだからですよ。
支えないと自分が悪いみたいじゃないですか。
太郎くんにならないためにできること
残念ながら、もしあなたが太郎くんだったとして太郎くんであることに気づけることはほぼ絶望的でしょう。
なぜかというと、あなたに何かを言ってくれる人はほとんどいないからです。
中学とか高校の時ならまだしも、大人になってから真剣に太郎くんと向き合ってくれる人はいません。
太郎くんのためにできること
でも、太郎くんのためにできることはあります。
ぜひ太郎くんに出会ったら教えてあげましょう。
「あなた、太郎くんですよ」ってね。
しかし、太郎くんは鈍いのできっと気づけません。
なんたってこれまであまりネガティブなことを言われてませんからね。
でも、太郎くんはね、「悪い人じゃない」んです。
悪い人じゃなかったから、社会的に作られた悪い人なんです。
さあ、明日からあなたも太郎くんに優しくできそうですか?
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リクエストが多かったので、「いい人なんだけどね」といわれる人についても書きました。
>>>いい人なんだけどねって言われる人はだいたい本当にいい人