青年海外協力隊の二次試験面接では何を聞かれる?最終チェックはこれで完璧!質問例と回答の注意点をまとめました。
どうもコージコーダイ(@kodai_chi_koji)です。
なんとまあ、そんな時期なんですね。
Twitterのタイムラインで、
協力隊の面接が今週やん、助けて神様!
何聞かれるのかも分からないし、どう答えたらいいのよ!
こんなこと言ったら落とされるのかな…
なんか噂では圧迫面接って聞いたけど本当?!
みたいなつぶやきがちらほら流れてきていたので、
そういえば、記事書いてたはずやからシェアしとこかな・・・
と思ったらまさかの書きます詐欺で書いてなかったのでこの機会にまとめます。
もう、眠たいの!明日面接だから!
って人のために結論から!
ズバリ!協力隊の面接で見られるポイントは2つです!
- ストレス耐性
- 将来性
この2つクリアしてたらほぼほぼ合格です!
さて、ちょっと詳しく書きますね。
動画の方がええわって人はコチラから。
細かいニュアンスはこっちのほうが伝わりやすいと思います。
目次
二次試験面接で一番重要視されているのはストレス耐性
合格したら、言葉も文化も違う国で二年間の生活が待っています。
それだけじゃなく、事前に訓練所にも入って二ヶ月の共同生活。
現地に行ってからも日本人同士のコミュニティの強さ故のトラブル。
とにかく、様々な場面でストレスを感じることがあります。
そして、日本にいたらカラオケに行ったり、飲みに行ったり、何かとすぐに解消できるストレスも、環境が変わるとそうも上手くいかなかったりします。
地域によっては閉塞感を感じることもあれば、酒を飲むのが宗教上ダメだったり、はたまたホームステイなんかだと自分の食べたいものが食べられなかったり。
とにかく、大なり小なり個人差はあれどもストレスを抱えます。
だから、そのストレスをどう解消できるかを見られます。
協力隊の面接が圧迫が多いのはここに1つのヒントがあります。
圧迫されると、その人がストレスを感じた時の反応が見れますよね。
だから、圧迫が強いなーと思ったら圧迫してストレス耐性をみるというテストをされているんだなーって客観視するぐらいの余裕を持ちましょう。
ちなみに、専門性についての圧迫はよくあるパターンです。
圧迫面接の具体的なパターン
「君が行って何ができるの?」
「専門も違うみたいだしやめておいたほうがいいんじゃない?」
「経験だってないじゃない」
あの手この手で叩かれます。
また、面接官の一人はJICAの職員が座っていますが、もう一人は専門職の人が座っています。
専門職の人はだいたい大学の教授とか、何かしらの専門家とかです。
だからですね、にわか知識で反論をしたとて、専門職の人の逆襲にあいます。
新卒の受験生とかだと大学でかじったような知識を披露したら、
「へー、指導教員は誰?あー、○○先生ね。先週も会ったよ!あの先生は○○だもんね」
みたいな感じで、まさかの自分より詳しかったりします。
それもそのはずですよね。
私も学会などに出るようになってやっとわかったんですが、学問の分野って広そうで狭いんですよ。
だから、知り合いの知り合いは知り合い。
専門の先生が座ってるんだから、専門家である大学の指導教員がその先生と知り合いじゃないほうがおかしいです。
だから、変に格好をつけようとせずに、素直に受け答えをしましょう。
自分の頭で考えて、素直に感じたこと考えたことを物怖じせずに答えられたらこのステップは合格です。
こんな質問にも要注意
ストレス耐性をチェックされていると気づかずに失敗してしまうことが多い質問と回答例がこちらです。
「もし派遣が決まったら、休みの日にはどんなことをして過ごしたいですか?」
さて、どう答えますかね?
一番ダメな回答を教えますね。
圧迫された後とかだと意外と言ってしまいがちなので本当に気をつけましょう。
「自分はまだまだ未熟なので、休みの日にも自分を磨いてしっかり現地のためになることをしたいと思っています!」
一見、やる気満々で、めっちゃええやつっぽいこの回答ですが、これでかなり落とされる確率が上がります。
ストレス耐性って、我慢することだけじゃないんですよね。
ストレスマネージメントができるかどうかにかかっています。
だから、上の質問は何を聞いているかというと
「休みの日にはどうやってストレスを解消しますか?」
ってことなんです。
だから、私には休みなんかありません!ずっとフルスロットルです!!みたいな回答が本末転倒だというのは分かりますよね。
一番最初にポキっと折れるタイプだと思われますので、本当に落ちます。
「せっかくなので、行った先の楽器でも買って近所のおばちゃんにでも教えてもらおうと思ってます」
みたいな、自分の趣味と現地の生活を絡めたような話ができれば好印象でしょう。
そもそも、なんで面接でストレス耐性をチェックされるのかも理解しておこう
これ、大事です。
わざわざ時間を割いて、交通費なども出して実施しているんですから全てのことには理由があります。
どうしてストレス耐性を重要視するのか。
これは、協力隊を一人送り出すのになかなかのコストがかかるからです。
はっきり言いますよ。
簡単に心が折れて帰ってくる人を選びたくないんです。
コストだけが理由ではありません、
協力隊って日本が人を勝手に送り込んでいる制度じゃないんです。
順番が逆です。まず、相手の国からの要請があるんです。
途上国から「人を送ってくれないか」と言われているから人を送る。
そこにあなたが志願している。
この順番を間違えてはいけません。
つまり、日本側としては責任を持って選考しないといけないんですよ。
国と国の問題ですからね。
胸を張ってこの青年をどうぞ!って送り出しているのに、早々に帰国されたら困るというのが面接でストレス耐性を見られる理由です。
※とはいえ、派遣が決まって本当に現地でトラブルなどがあってもう無理だと思ったらすぐに帰国しましょうね。
協力隊として派遣されたいなら将来性についてもアピールしよう
面接では、協力隊に行きたいかどうかはあまり大切ではありません。
帰ってきたあなたが何をしたいのかを主張できるかどうかがものすごく大切です。このことについては、過去に記事を書いているので詳細は下記記事を参考にしてください。
>>>青年海外協力隊の選考試験は「なりたい人」ほど落ちるって本当?
まとめ
人事尽くして天命を待つ!
あんまり悩まずに、楽しみながら気持ちよく受けてきてください!
面接官もキャラが色々ですので、上に書いたようなタブーをしたからといって即アウトではありません。
その後にもあの手この手であなたがどういう人で、どんなことをしたいのかを探ってくれると思いますよ。
最後にこれだけは覚えておいてください。
面接官は決してあなたを落とそうとして面接を担当しているわけじゃないんです。あなたをぜひ協力隊員として受け入れたいと思って面接をしています。
だから、どんな質問がきてもポジティブに捉えて回答しましょう。
あ、オマケ的にですが「あなたが考えるボランティアとはなんですか?」っていうのは面接の中でも、合格した後もずっと問われる質問です。
この機会にぜひ考えて見てください。
参考になると思いますので外務省の人と話した時の記事を下に貼っておきます。
>>>【タダ働きじゃない】「本当の」意味を知ればボランティアをする理由が見えてくる。