【英語教育】How are you?の返事で I am fine, thank you.はいまいちです【教え方】

 
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上の名前がコージ、下の名前がコーダイです。 兵庫県生まれ、福岡市在住。2児の父。 人の意識を変え、国際協力の必要のない持続可能な社会にすることが目標です。
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小学校で5・6年生の英語教育に触れる機会があったのでレポートします。

結論から書くと、私の時代の中学とか高校の英語より、今の小学校の英語の方が進んでいました!

目次

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How are you?への回答、ちゃんとできてる?

 

I am fine. Thank you. And you?

 

多分、ある程度の年齢の日本人なら無条件で上の例文が真っ先に頭に出てきてしまうんじゃないでしょうか?

そんな私も実際に英語圏で生活をするまでずっとそれが正解だと思っていたタイプです。

しかし、実際にネイティブと会話をしていたらすぐに気づきます。そんな返事をするのは日本人ぐらいだってこと。

別に間違ってないですよ、でも「んんっ?」ってなります。

私もネイティブではないのでニュアンスははっきりわかりませんが、聞いた話では、

「よおっ!元気か?」

「ご機嫌うるわしゅうございます。あなた様は?」

みたいな感じです。

「んんっ?」ってなるというのも頷けますよね。

じゃあ、どう返信したらいいのか

 

I’m good. How are you?

 

とでも返しておけば間違いないです。

How are you?の部分はWhat’s new?/What’s up?/How’s it going?/How are you doing?みたいにいっぱいありますけど、とりあえずHow are you?で変じゃないです。ただ、上述の表現を投げかけられることも多いので全部How are you?とほとんど変わらない表現なんだなーって頭に入れておけばいいと思います。

 

とにかく、

I’m good.

もしくは、単純に

Good.

です。もう、めんどくさかったら思考停止で毎回これだけでも特に変じゃないです。

調子が悪い時、あるいは少なくともGoodな気分じゃない時には、

 

I’m OK.

って返しておけば大丈夫です。文字通り「(そんなによくはないけど)大丈夫」っていう意味です。

日本人がイメージするような積極的な肯定のイメージはOKにはあまりありません。

でも、私の知る限り英語が得意な人ほどOKの使い方が上手いです。OKを制するものは英会話を制す!

完全に余談ですが、I’m OK.とOK.は全然違う使い方をされるので注意です。例えば遊びに誘われた時に、I’m OK.と返すと「遠慮しときます」っていうお断りの意味になりますが、OK.だけやと「参加できます」っていうちょっと前向きな意味になります。でもあんまりいい表現ではないので、参加する時にOK.で返すのはできれば辞めましょう。若干ですが「そんなに乗り気じゃないけど参加してやってもいいよ」みたいに渋々言っている感じがします。
もっと余談ですが日本人がよく使うSo-so.は、もっと危険です。I’m OK.からOKの要素を取り除いたのがSo-so.だと思ってもらってもいいと思います。だから、あえて日本語にすると「そんなによくないし、大丈夫でもない」みたいな感じです。下手したら心配されます。

 

結論 How are you?はほとんど意味ないよ。

完全にただの挨拶です。あえて言うなら日本語で言うところの「お疲れ様」に近いです。ほとんど元の意味を考えずに使ってるでしょ?しかも無条件で返事も「お疲れ様」ってゆうてないですか?「疲れてねぇよ!」みたいに返すのは特殊なケースですよね。そう考えたら、How are you?の返しに妙に凝った返事をすると「どうしたのかな?」って心配されるのも納得できると思います。

ひどいときはHow are you?の返事がHow are you?だったりします。

Hi! How are you?って話しかけた返事が、

Hi! Kodai! How are you?みたいなのもちょくちょくですよ。

 

小学生の英語

ということで、話は戻りまして小学校の英語教育の一場面。

日直の挨拶の後、机の前後でグリーティングをしていたんですが、I’m fine. Thank you. And you?を使う子どもがいなかったんです!

みんな、I’m good. I’m sleepy. みたいなサラリと当たり障りないことを言っているではありませんか!

しかも、So-so. が聞こえてきたらALTが聞き逃さずに、I’m OK. の方がいいねぇ。って!

たぶん、これはALTだけの問題やなくて他の先生も含めた学校全体の意識が会話を重要視するように変わってきたんかなぁ、と見ていて感じました。あるいは、受験等を意識しなくてもいい小学校やからできる芸当なのかもしれませんね。

なんにせよ、これから英語教育がどのように発展していくのかが楽しみです。

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