青年海外協力隊の選考試験は「なりたい人」ほど落ちるって本当?
「小学生の時から夢だったんです!青年海外協力隊に入隊して海外でボランティアをするのが!!!!」
って、目をキラキラと輝かせた人から相談を受けることがちょこちょこありましたが、ここだけの話ですがその動機で受験すると高確率で落ちます。
今日は、その理由をしっかりと説明します。
あなたのキャリアの中での位置づけを考えよう
ほとんどの場合、最初のように興奮気味に語ってくれている人は協力隊がキャリアの中でゴールになってしまっていると思うんですよね。少なくとも聞き手にはそう聞こえます。
就職試験やったらそれでいいケースも多いでしょう、しかし青年海外協力隊という制度が分かっていないからこのようなことになっているとまずは気づきましょう。
青年海外協力隊には3つの大きな目的があります。これについては、目指す人は必ず覚えておいてください。
・相手国の発展のために何かをする
・相手国と日本の関係を良好にする
・(あなたの成長による)帰国後の社会還元
いいですか、真面目な人ほど3つ目が抜け落ちます。「自分のことより人のこと!」みたいなタイプの人は特に要注意です。
そして、3つ目は特に重要視されるポイントです。なんのために協力隊にいくのでしょう?
協力隊はあくまでプロセス
もしですね、白紙のキャンパスに絵を描くというのがあなたの人生の目標(将来ビジョン)だったとしたら、協力隊に参加することはパレットに絵の具を出すような段階です。
そう考えると「協力隊にいくのが私の夢でした!!!」みたいなことを言うと落ちるというのが容易に分かってもらえるのではないでしょうか?
だって、それ目的じゃないよね。って思うでしょ?
採用=2000万円の使い道を決めること
協力隊を一人送り出すのに2000万程度かかると言われています。派遣前の研修であったり、現地での健康管理など諸々入れてです。(おそらく事業費を派遣隊員の頭数で割っているのかな?この計算式については信ぴょう性がどの程度あるのかは知りませんので悪しからず)
とにかく、なかなかのお金を投資して、一人の人間を途上国に送り出すのが協力隊事業です。
2000万円の使い道を審査されているんですよ。
だから、派遣される人が「これから何をする人なのか」がものすごく大切なんです。
人が育って、そしてこれからの社会にいい影響を与えていく。
そのための協力隊制度です。
ぜひ、将来の目的を達成するための通過点として協力隊制度の活用を検討してみてくださいね!
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