青年海外協力隊の参加に英語力があまり必要ない3つの理由
どうも青年海外協力隊でミクロネシア連邦チューク州に小学校教諭として派遣されていましたコージコーダイ(@kodai_chi_koji)です。
協力隊といえば…英語をペラペラ話せて、聞いたこともない国で井戸を掘っているんでしょ?
ええ、私もそう思っていました。自分が行くまではね。
しかし、結論から言うと英語力はあまり必要ありません。理由は3つ。
目次
その1「そもそも英語圏じゃないかもよ」
日本では英語さえ話せれば世界のどこでもやっていけるみたいな錯覚をしている人によく出会いますが世界で一番使われている言語は中国語です、ついで英語、ヒンディー語、アラビア語、スペイン語などなど。
そして、隊員として使う可能性が高い言語は英語、スペイン語、フランス語です。
なんでこの3言語が多いかというと途上国で使用されている確率が高いから。理由は簡単ですよね。植民地支配の歴史です。ざっくりですが、中南米では圧倒的にスペイン語が、アフリカではフランス語と英語の高いシェアを占めます。
だから、英語圏になる確率は実はそんなに高くありません。なんなら、こんな文字を使う国かもですよ。
සිංහල
[シンハラ語、スリランカ]
អក្ខរក្រមខេមរភាសា
[クメール語、カンボジア]
ね、あんまり「英語力」の問題じゃなさそうでしょ?
その2「訓練でなんとかなるよ」
えっ!そんな知らん言語とか、みたことない文字とか絶対無理やん。英語以上に絶望したよ!と思ったみなさん。安心してください。
派遣前には2ヶ月間の訓練があります。原則、長野県の駒ヶ根か福島県の二本松のどちらかに缶詰になって言語を中心に、異文化理解や危機管理、感染症の知識など現地で必要な知識を叩き込まれます。
この言語の訓練がなかなか厳しいので、ほとんどの人が日常(生活)会話ぐらいまではできるようになってから出所します。また機会があれば訓練所での生活についても書こうと思いますが、なかなか濃密な2ヶ月で終了後も関係が続く仲間がたくさんできます。
その3「結局は現地で磨かれる」
現地に行くと、もう話すしかありません。そして、日本語を話せているのであれば先ほど上に書いたシンハラ語でもクメール語でもきっと話せるようになります。結局はただの「言語」ですからね。
英語は苦手だったもん。
それは、英語の「勉強」が苦手だったり、嫌いだったんです。必要に迫られたら「誰でも」話せます。
私はJICAで青年海外協力隊のリクルートや帰国隊員の帰国後のお世話などをしていましたが、少なくとも、言語が理由で帰国しなければいけなくなった人を私は知りません。
だから、きっとあなたも大丈夫です。
結論「行こう」
あなたが応募するのを躊躇している理由がもし「英語」だけなら答えはでましたね。
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