34歳、現役の学生が語る!社会人が大学院に進学する5つのメリット
私は今34歳です。人生の半分、あるいはどんなに長生きをしたとしても3分の1は過ぎました。
「なあ、どうしたん。大丈夫か?なんで、今更また学生なん?」
みたいなことも言われることもありますが、大半の人からは、
「ええなぁ。自分もそんな選択してみたいよ・・・」
っていう反応をされます。
もうね、ちょっとでも「ええなぁ」って思うならあなたも進学したほうがいいよ。
社会人が大学院で研究するメリットを今回は現役社会人ドクターの立場から説明します。
目次
その1 めちゃくちゃ、しんどい
いきなりデメリットかよっ!って突っ込まれそうですが。
私の場合、仕事して、家族との時間を過ごして、任意団体も主宰しているのでそっちもやって、その流れで地域活動にも首突っ込んで、副業で研修とか講演会をやって。って気づいたらすぐに季節が変わります。
ちょっと空いた隙間時間もスマホのゲームして…。放っておいたら、自分を成長させることができません。もちろん、仕事やその他の活動を通じて自然に成長はしていきますよ。でも、殻を破るような成長かというと疑問です。大人になればなるほど、だんだん小手先の技術が磨かれていくので、使い古したスキルを新しく見せることが関の山です。
その点、研究をするために大学院に在籍することで、自己研鑽の時間を確保することができます。お金払ってるし、締め切りあるし、体裁もあるし・・・みたいないろんな要因で首を締めることができます。
結果、しんどいはしんどいけど、漠然とした時間の浪費から逃れることができます。
なんか、マラソンを完走した後の心地よさみたいなんを二日に一回ぐらい感じることができますよ。
まあ、マラソンしたことないけど。
kodai
その2 鼻がポッキリ折れる
これも非常にいいです。なんなら、学問の目的ってこれちゃうやろかって思うぐらいです。
なんか自分はなんでもできるんじゃねぇか?みたいな必要以上に自己肯定感が膨らんできた時はきっと学問の扉を叩く時です。
コテンパンにやられますよ。あなたの斬新なアイデアも、画期的なヒラメキも、ほとんどが誰かが通ってきた道です。えっ、でもそんなこと本に書いてないよ?っていう人は論文を漁りました?
本になっているのは過去の話です。一昔前の論文に書かれているような内容を一般の人にもわかりやすいようにまとめて一冊に仕上げているのが本だと思えば大きく間違っていないです。
だから、本当に今の世の中の最前線の知識や考え方、アイデアなんかはほとんどがまだ論文として散らばっています。
一本だけ読んでもよくわからんことでも関連する論文を2、3本読んでみたら「うぎょー」ってなることがざらにありますよ。
いかに、なんとなく表面的な知識で自分がこれまで仕事をしていたのかに気づくことができます。そして、専門性が上がるので、無駄な仕事が減りますよ。
まあ、なんにせよ鼻がポッキリですよ。ポッキリ折れます。
まあ、鼻の骨は小学校の時に折ったからもともとないけど。
kodai
その3 自分の足跡を残すことができる
普通に仕事をしていたら、どんなに最先端なことをやっていても滅多なことでは世の中に足跡を残すことができません。
でも、学会等に所属し、発表を繰り返すことで分野でそれなりの権威を持っている人たちに認めてもらうことができます。(まあ、これについては大学院に所属しなくても個人で学会に所属して発表をしている人はたくさんいるから大学院のメリットとはいえないですね)
また、無事に学位が認められれば一端の研究者として、社会的な証明を得ることができます。
まあ、取れるかどうかもわからんし、その後の保証はないけどね。
kodai
その4 人脈が広がる
これについては、説明不要でしょう。研究を通じて、分野の人脈が広がります。
人脈が広がれば、自分の研究や仕事についての助言が複数の人からもらえるようになります。
その5 学割が使える
これは、完全に副産物ですが思っている以上にそこら中で学割が使えます。
少し、冷たい目でみられますけど、気にしたら負けです。どんどん使いましょう。
ね、学生って何歳になってもいいでしょ?あなたもどうですか?
最近では退職者が大学院で研究をするための制度なんかもありますよ。