【こどもの人権】学校で黒髪強要が容認される背景にある大きな課題について
どうもコージコーダイ(@kodai_chi_koji)です。
あかん、さすがに見過ごせない。
目次
黒染め強要って何?
「たとえ金髪の外国人留学生でも規則で黒染めさせることになる」これは、ほんまに思考停止してるな。世界に恥ずかしい。
損賠訴訟:「髪染め強要で不登校」高3、大阪府を提訴 – 毎日新聞 https://t.co/C1pOhNeZ2C— 糀広大@SDGs推し (@kodai_chi_koji) 2017年10月27日
今回のこの報道ですが、どこに問題があると思われましたか?
正直、生徒と学校との関係性での話なので色々わかりません。ですので、少なくとも報道されている出来事そのものについて外野がとやかく言うことは現時点でできないと思うんです。学校にも色々言い分はあるでしょうしね。
しかし、私が取り上げたいのは、
学校側は生徒の代理人弁護士に「たとえ金髪の外国人留学生でも規則で黒染めさせることになる」と説明している。
ここです。おそらく、学校側が言いたいことは「だから、あなたの娘さんだけが特殊なケースじゃないですよ。仮に地毛だったとしても染めるのが規則だからね」ってことなんやと思うんですけど、よくもまあこんなこと言えるなぁ。仮にも弁護士を相手に…。
人権意識が低すぎる
生まれたままの姿が許されない。そんなことありますかね。
同和教育が結構盛んやと思うんですよ、大阪って。
つまり、小学校でも中学校でも高校でも人権意識について教える側の学校が「生まれたままの姿」でいることを否定しているってことでしょ。校則を盾(いや、武器か)にして。
公立の学校なのに
私学やったらまだわかるんですよ。それでもあかんけど。でも、今回のケースは公立の学校。
公の金でそんなことやったらあかんやろ、そんな人権的にアウトなのが校則ならすぐに変えたらええねん。
校則は守るものではない。変えるものです。時代に合わせて、あるいは必要に合わせて。社会実態と合っていないのをルールとして残しておくほど頭の悪いことはない。
何よりも基本的人権は憲法で保証されています。はっきりと人種で差別されることはないと明記されています。憲法で保証されていて、校則では保証されないなんてバカな話はありませんよ。
髪が黒くなければいけないに隠れた思想
「みんな(だいたい)同じ」って考えが裏にあるんやと思うんですよね。
いわゆる「常識」っていう名の暴力ですよ。
常識なんてない。それが国際社会の「常識」です。
もしも、今回の発言にあるように、外国人留学生を校則だからって染めさせたらどうなるか。
完全に国際問題ですよ。
ほんまに恥ずかしいから、今すぐ5ヶ国語ぐらいで謝罪文を全世界に発信してもらいたいぐらいです。
まとめ
博多高校の教師暴行事件の時にも言いましたが、一つの事件が起きたらその都度きちっと整理して、次に生かせばええと思うんです。
業界の問題を根本から見直して、解決に向かうためのきっかけとしてね。
このニュースを目にしてひやっとした全国の中学校や高校は一度校則を見直そう。
自分たちで見直す時間がないなら、保護者や生徒に見直させたらええんちゃうかな。
正直、職員室の先生全員で知恵を絞って作る校則よりも、全校生徒で作る校則の方が「正しい」ルールが出来上がると思いますよ。
なぜ、全校生徒で作る校則の方が「正しい」かについては下記記事の2つ目のタブーを読んでもらえば分かるかと思います。