日本一いいかげんな大学院への入り方ガイド
どうもコージコーダイ(@kodai_chi_koji)です。
社会人ドクターをしていたら「社会人になってから大学院ってどうやったら入れるんですか?」って聞かれるので簡単に説明しておきます。
>>>博士課程に進む意味を端的に分かりやすく説明した素晴らしい話【keep pushing】
本当にざっくりとした説明やし、手順としては前後するものや、大学によっては必要のないステップなどもあると思うが最終的に細かいことは各大学の説明会などに足を運んで自分で確認してくださいね。
もう超絶簡単に端折って説明すると、試験を受けて、合格すれば大学院には行けます。
ただ、試験を受けるために、
- 職場の理解を得る
- 研究テーマを決める
- 先行研究にあたる
- 研究室を訪問する
が必要になります。
また、合格するためには、
- 試験対策
- 研究計画書作成
が必要です。
それぞれについて簡単にですが追加説明をしておきますね。
目次
試験を受けるために
職場の理解を得る
社会人をしながら大学院に通うには職場の理解がないと難しいです。
特に修士課程の場合は、授業がかなりあるので休職扱いをしてもらう方がいいかもしれません。
博士過程については、職場がある程度の理解を示してくれていれば大丈夫でしょう。
ただ、学会への参加や論文を書く時間の確保など本業に支障がでることは多々あるので事前に必ず許可をとりましょう。
研究テーマを決める
大学院に行きたいという気持ちは大事なんですが、大学院は大学とはちがってなんとなくいって学園ライフを満喫…するところではありません。
進学するのであれば自分が研究したいテーマを持ちましょう。
ただ、この時点で完全にガチガチに決めてしまう必要はありません。
「こんなことしたいな」ぐらいで大丈夫です。
先行研究にあたる
まず研究テーマを決めたら先行研究のためにいくつか論文を読んでみましょう。
この時点ではまだ精読はしなくていいと思います。
ざっとどんな研究がされているのか、またどこの大学のどの先生がその分野でチカラを持っているのかなどについて調べます。
研究室を訪問する
先行研究を調べながら気になった先生がいたらアポをとりましょう。
そして、研究室に足を運びます。
アポ取りのメールの時点で
- 自分の所属
- どんな研究をしたいか
- それはなぜか
ぐらいの情報は最低限添えて送信します。
そして、実際に会う時には
- 研究計画書(厳密なものじゃなくていい)
- 履歴書(研究歴、職歴をまとめたもの)
を印刷してもっていきます。
相性が良さそうだと思ったらそのまま話を進めます。
ちょっと苦手だなとか思ったり、相手からやんわり断られたりしたら、わらしべ長者システムで他の先生を紹介してもらうのも手です。
完全に仕切り直して、別の教授にアポをとって研究室訪問をしてもいいでしょう。
受験をすることを決めたら、試験に関する助言などもらって試験の準備をします。
事前に読んでいた方が良い本などについても聞いておくのもオススメです。
※試験についての話をするのは一般的にはおかしなことではないですが、先生によってはここらへんNGの人もいますので様子をみながらしてくださいね。
合格するために
試験対策
ほとんどの大学院は過去問が公開されていると思います。
大学の図書館などで閲覧のみオッケーのこともあるので、研究室訪問の時に一緒に確認しておきましょう。
ただ、どちらかというと過去問よりも研究室訪問のときに教授から助言があった場合はそちらを信用しましょう。
ほとんどの大学院で英語の試験があると思います。求められるのは実用レベルの英語力です。
最近の大学院は英語については、ゼミで外国人とのディスカッションなどが求められることが多いです。
自信がない人はオンライン英会話の活用をオススメします。
>>>英語が話せず悔しいからオンライン英会話を再開します。
研究計画書を作成する
実際に大学で教鞭をとっている友達も言ってましたが、合否を分けるのは、正直これだと思います。
完璧に仕上げることはできないと思います。
実際、入学してから研究計画書は書き直させられるはずです。
でも、先行研究をちゃんとできているか、モチベーションは高いか、研究内容に価値はあるか、などの様々な側面から評価をされます。
ここらへんについては、研究室訪問の時がゼロ次面接試験だというぐらいのつもりで、しっかりと事前にしっかりと自分の思いを伝えておくことが大切です。
まとめ
いい加減な説明にするつもりが、思ったよりちゃんと書いてしまいました。
大学院に限らずあらゆる入学試験は「合格させるつもり」で実施するものです。
その中でも特に大学院の入学試験はその色が濃いです。
しっかりと、コミュニケーションを取り、自分の研究に対する想いとその意義を主張できるように準備をしましょう。
応援しています!
がんばってくださいね!
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